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香港の人気コメディー女優サンドラ・ンが明かす人気シリーズ『金鶏』第3弾とは?

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サンドラ・ン
サンドラ・ン

 香港の人気コメディー女優サンドラ・ンが、第13回ニューヨーク・アジア映画祭で新作『金鶏SSS』について語った。

 『金鶏SSS』は人気シリーズ『金鶏』シリーズの第3弾。2002年の第1弾『金鶏』では、サンドラ・ン演じる阿金が15歳で売春婦になって30歳までさまざまな苦難を希望を持って乗り越える過程が描かれ、2003年の第2弾『金鶏2』では、2046年に82歳となった阿金が2003年の香港でSARSが猛威を振るった時代を回想していく設定でつづられた。そして第3弾となる『金鶏SSS』では、阿金が売春宿のマダムに昇格し、さまざまな顧客とドタバタ劇を繰り広げていくというもの。アンディ・ラウアンソニー・ウォンエディソン・チャンらがカメオ出演し、映画『ドッグ・バイト・ドッグ』の脚本家マット・チョウがメガホンを取った。

 これほど多くの香港スターをカメオ出演させた経緯は「今作でカメオ出演してくれた俳優のほとんどは、わたしが女優になってから20年来の知人である俳優ばかりなの。だから、若い頃から友人関係が出来上がっていたから、何の計算もなしに電話一本で彼らに連絡し、彼らはある意味、パーティーに参加するような気持ちで出演してくれたわ」と明かした。

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 今作ではサンドラ演じる阿金が、Gカップの女性に変身する。「このGカップの胸は、タイのメイクアップアーティストに任せたの。実は、今作の監督ではないけれど、わたしの夫で監督兼脚本家のピーター・チャンも撮影現場に居て、彼はわたしの胸を見て、そのままGカップの胸で家まで帰ってきたらどうか?と言ってきたわ(笑)。まず、胸の型を作ってから、わたしのアシスタントが手伝ってそれをわたしの胸にはめ、その上からさらにメイクアップを施していったの」と過程を説明した。

 売春宿のマダムを演じるうえで「シリーズ第1弾でコールガールを演じた際のリサーチでは、自分自身でオペレートする“インディペンデント・コントラクター”と呼ばれるコールガールに会って、彼らの仕事や日頃の生活を学んだの。もっとも、そんなコールガールが居たようなナイトクラブが無くなり、現在はプライベートクラブみたいな場所にコールガールが居るため、そのようなプライベートクラブで、彼らがどのような経営をして、どのように稼ぐかを聞き出したわ」と明かした。

 映画は、サンドラのぶっ飛んでいるマダム役がとても滑稽で、さらにカメオとして登場するさまざまな人気俳優にも注目すべき作品。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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