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新『スター・ウォーズ』監督が手掛けた、ありそうでなかったSFクライムアクション

新『スター・ウォーズ』監督が手掛けた、ありそうでなかったSFクライムアクション
「ALMOST HUMAN/オールモスト・ヒューマン」の主人公コンビ、ジョン・ケネックス(右:カール・アーバン)とアンドロイドのドリアン(左:マイケル・イーリー) - (C) 2014 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

 6日、人間と人間そっくりのアンドロイドが刑事としてコンビを組むSFクライムアクション「ALMOST HUMAN/オールモスト・ヒューマン」のDVDがリリースされる。『スター・トレック』をよみがえらせ、『スター・ウォーズ/エピソード7(仮題)』を監督中のJ・J・エイブラムスが製作総指揮を務めていることでもSFファン必見の作品だが、最も注目すべきなのは、これまでありそうでなかった斬新な設定のバディコップ物であることだろう。

 人間そっくりの人造人間なら『ブレードランナー』『エイリアン』『A.I. 』といった数々の名作があるが、彼らは人間とコンビは組まない。人間と人工知能の名コンビなら、『アイアンマン』や「ナイトライダー」があるが、この人工知能たちには、人間のような体がない。また、ロボットSFの第一人者アイザック・アシモフが小説で描いた自意識を持つロボットは『アイ,ロボット』『アンドリューNDR114』など多数映画化されているが、人間と人間型ロボットのコンビを描く「鋼鉄都市」は、いまだ映像化されていない。『ロボコップ』もサイボーグの警官だが基本は単独行動。人間と人間そっくりのアンドロイドが刑事として対等にコンビを組むという設定は、ありそうで実はなかなかないのだ。

 本作の舞台は34年後の近未来。凶悪犯罪が増加し、人間の刑事はアンドロイドと組むことが義務づけられているが、熱血漢のジョン・ケネックス刑事は、完全無欠な新型アンドロイドと組むことを拒否。人間同様の感情をプログラムされた旧型アンドロイドのドリアンと組む。アンドロイドは助手ではなく対等なパートナーで、さらにユニークなのは、このコンビのキャラ設定が通常のイメージとは真逆なこと。アンドロイドは人間くさく、優しくてユーモアもある。逆に人間の刑事は、周囲の迷惑など気にもとめず勝手な行動ばかりする問題児でアンドロイド嫌い。その刑事が、負傷のためやむを得ず片足が精巧な義足であるという皮肉を抱えているのも面白い。

 そんな二人が、アンドロイドと人間という違いを超えて少しずつ信頼しあっていき、やがてケガをした人間の刑事が、彼を心配するアンドロイドに、「大丈夫、すぐに修理できるさ」と、自分がアンドロイドであるかのようなジョークを言うまでになっていく。「ALMOST HUMAN/オールモスト・ヒューマン」は、そういったバディ物の醍醐味ともいうべき二人の変化をじっくり見せていきつつも、今までありそうでなかった設定を取り入れた、新感覚のバディコップ物なのだ。(平沢薫)

「ALMOST HUMAN / オールモスト・ヒューマン」は8月6日(水)にDVDリリース&レンタル同時開始(発売・販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント)


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