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ポスト「24」、1日1話で進行するタイムリミットサスペンス!

ポスト「24」、1日1話で進行するタイムリミットサスペンス!
「HOSTAGES ホステージ」の中心人物、トニ・コレット演じる外科医エレン(右)とディラン・マクダーモット演じる犯行グループのリーダーのダンカン(左) - (C) 2014 Warner Bros.Entertainment Inc. All rights reserved.

 『アルマゲドン』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどの映画や「CSI:科学捜査班」シリーズなどのテレビドラマを生み出した大物プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが製作総指揮を務めたタイムリミットサスペンス「HOSTAGES ホステージ」のDVDが、本日19日にリリースされた。

 主人公は大病院に勤務する有能なエリート外科医エレン。大統領の執刀医に指名された彼女は、手術前日に自宅に押し入った武装グループによって家族を人質に取られ、手術中に大統領を殺すよう強要される。とっさの機転で手術を延期させることができたものの、それでも残された時間は15日間。本作ではそのタイムリミットまでの15日間が、1日1話の全15話で描かれていく。このスタイルには、あの「24 -TWENTY FOUR-」を彷彿(ほうふつ)させるものがある。

 大統領暗殺と家族の命をめぐる物語である点も「24 -TWENTY FOUR-」のシーズン1などと共通するが、主人公のエレンはジャック・バウアーのような百戦錬磨の英雄などではない。確かに外科医としては一流だが、それ以外はどこにでもいる平凡な共働きの主婦。そんな普通の女性が屈強な武装集団に自宅を占拠され、命令に従わなければ夫や子供を殺すと脅され、恐怖と不安にさいなまれながらも絶体絶命の危機に立ち向かおうとする。

 犯人たちに日常の行動が監視され、逃げられないよう体内にGPSまで埋め込まれた状況下で、いかにしてエレンは大統領暗殺計画を阻止して家族を窮地から救おうというのか。普通の一般市民が国家を揺るがす非常事態に巻き込まれるという、ヒッチコックふうの緊張感あふれるサスペンスが最大の見どころだ。

 さらに、実はFBI捜査官である犯行グループのリーダーのダンカンを筆頭に、犯人たちがただの悪人ではなく、それぞれ暗殺計画に加担しなければならない事情を抱えている点が人間ドラマに奥行きを与え、彼らの背後に横たわる陰の権力組織の存在が政界のどす黒い闇を浮き彫りにしていく。「HOMELAND」や「ハウス・オブ・カード 野望の階段」のようなポリティカルサスペンス的要素も満載で、巧みに張り巡らされた陰謀構造にグイグイと引き込まれる。この緻密に練られたストーリー展開は、ポスト「24 -TWENTY FOUR-」ともいえる仕上がりだ。

 大統領の命か、それとも家族の命か。究極の選択を迫られたヒロインが下す最後の決断とは? 15話できっちり完結する点も小気味よく、見始めたらやめられない海外ドラマがまた一つ誕生した。(なかざわひでゆき)

「HOSTAGES ホステージ」DVD コンプリート・ボックス(税抜き:5,790円)は発売中


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