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日英監督が解き明かす、秘められた親密なラブホテルの世界

日英監督が解き明かす、秘められた親密なラブホテルの世界
大阪のラブホテルが映画に! - 共同監督のフィル・コックスと戸田ひかる - Photo:Yukari Yamaguchi

 現地時間17日、ロンドンのインスティテュート・オブ・コンテンポラリー・アーツ(ICA)で映画『ラブ・ホテル(原題) / Love Hotel』のイギリスプレミアが開催された。本作は、大阪のラブホテルを撮ったドキュメンタリー。上映後、共同監督のフィル・コックスと戸田ひかるが質疑応答を行った。

 イギリス人のコックス監督が設立したネイティブ・ヴォイス・フィルムズに籍を置く戸田監督は、オランダのユトレヒト大学卒業後、ロンドン大学で映像を学び、ディレクターとしてNHKドキュメンタリーなども制作している。

 ラブホテルを選んだことについて、コックス監督は「日本の題材を探していたわたしたちは、ラブホテルの利用者数、1日あたり250万人という事実に衝撃を受けたんだ。大阪が良いと言ったのはひかるだよ」と説明。それに対し、戸田監督は「大阪の人たちはオープンだから。撮影中は、リスクを負ってもくれた。そういうメンタリティーの人たちなの」と大阪人気質を解説した。

 コックス監督が「この映画には“エキゾチックでクレイジーな日本”という型にはまる危険もあった。そうではなくて、親密なものにしたかったんだ。それには、時間、忍耐、信頼が必要だった」と言う通り、完成までに4年の歳月を要した労作だ。そうして撮られたラブホテルでは、まさに老若男女、さまざまな人々が普段とは違った顔を見せる。性的マイノリティーや不倫カップルから、倦怠期を迎えた夫婦や1人でポルノを見る老人まで、それぞれが背負った人生も垣間見える。

 『ラブ・ホテル(原題)』は、各国映画祭で上映されるほか、11月のBBC放映が予定されている。日本公開は未定。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)


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