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ゴム人形…気付いた?矢口監督、佛田特撮監督が『WOOD JOB!』のミニチュア撮影の裏側を解説!!

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『WOOD JOB!』撮影の裏側を語った(左から)矢口史靖監督、佛田洋監督、樋口真嗣
『WOOD JOB!』撮影の裏側を語った(左から)矢口史靖監督、佛田洋監督、樋口真嗣

 20日、現在開催中の映画祭「第36回ぴあフィルムフェスティバル」内のプログラム「素晴らしき特撮の世界」に、矢口史靖監督、特撮監督の佛田洋、映画監督の樋口真嗣、さらに映画監督の犬童一心らが出席。矢口史靖監督作『WOOD JOB! (ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』で、およそ10メートルほどの御神木が、ジェットコースターのようにレールを滑り落ちていくという迫力満点のクライマックスシーンについて解説した。

 「本来なら全部CGなどでやるところですが、あそこはどうしても自然光の下でのミニチュア撮影でやりたかった」と述懐する矢口監督。「そう思えたのは、佛田さんと組んだ『ハッピーフライト』で味をしめたから」と笑うと、「『ハッピーフライト』はANAが全面協力だから、飛行機が撮り放題だったと思われがちですが、(撮影クルーが入る)スペースがなかったんですよ。実は僕、佛田さんがいらっしゃる特撮研究所に住み込みでバイトをしていたことがあって。研究所内に(樋口が特技監督を務めた)森田芳光監督の『未来の想い出 Last Christmas』に登場したジャンボジェットのミニチュアがあったことを思い出し、『あれ、まだありますかね』というところから、お願いしたんです」と振り返った。

犬童監督、矢口監督、佛田監督
特撮に関して語った(左から)犬童一心監督、矢口史靖監督、佛田洋監督

 さらに『WOOD JOB!』で勇気(染谷将太)が御神木に乗って坂を滑り落ちる描写については、「実はあれは全部ゴム人形だった」と明かす矢口監督。「本当にゴム人形がいい芝居をしてくれた。映画を観た人から、お祭りシーンの染谷君、もしくはスタントマンは大丈夫だったのかと心配されて『やった!』と思った」と自負。

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 「ただ、(長澤まさみが双眼鏡で御神木を見るシーンを)望遠レンズで撮ったんだけど、あそこはワイドレンズで撮らないとバレるからやめた方がいいと反対したんだけどね」と佛田があきれた様子で付け加えると、矢口監督も「なぜかあそこだけはゴム人形だとバレてしまって。なんであそこのシーンだけミニチュアにしたんですか? と聞かれた。でも本当は全部がミニチュアで撮影したんです」と笑いながら述懐。さらに「ミニチュアのことは秘密にしていたんですが、なぜ今日、それをバラしたのかというと、11月にブルーレイソフトが発売されるから」と観客にちゃっかりとPRしていた。(取材・文:壬生智裕)

「第36回ぴあフィルムフェスティバル」は9月25日まで東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催中

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