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デンゼル・ワシントン、黒人初の生涯功労賞を受賞 - 第62回サンセバスチャン国際映画祭

デンゼル・ワシントン、黒人初の生涯功労賞を受賞 - 第62回サンセバスチャン国際映画祭
トロフィーを受け取るデンゼル・ワシントン

 第62回サンセバスチャン国際映画祭が現地時間19日、開幕した。開幕式では、オープニング作品『イコライザー』の主演俳優デンゼル・ワシントンにドノスティア賞(生涯功労賞)が贈られた。同賞の黒人の受賞は初めて。デンゼルは映画『トレーニング デイ』(2001)でシドニー・ポワチエに続くアカデミー賞主演男優賞を受賞した2人目の黒人俳優として知られるが、新たな名誉が加わった。

 プレゼンターを務めたのは、映画『イコライザー』のアントワーン・フークア監督。フークア監督から「どの作品でも全く異なる顔を見せる、卓越した才能を持つ俳優」と紹介されてデンゼルが登場。監督としっかり抱き合って記念のトロフィーを受け取った。その様子に会場にいた約1,800人の観客の拍手は鳴りやまず、デンゼルは何度もお辞儀をして祝福に応えていた。

 デンゼルはトロフィーを眺めながら、「こんなに美しい賞をありがとうございます。皆さまの長年のサポート、映画への情熱に感謝します」とあいさつ。さらに「今までの経験全てがわたしをサンセバスチャンに導いてくれたと思う」と語り、喜びをかみしめていた。

 先に行われた記者会見などによると、デンゼルは今後、フークア監督と再タッグを組み『荒野の七人』(1960)のリメイクに挑むという。『荒野の七人』は黒澤明監督の『七人の侍』(1954)を西部劇に仕立てたものだが、今回はより黒澤監督のオリジナルに近い作品になるという。デンゼルは「賞に値するよう、今後も最善を尽くしていきたい」と語り、これからもやむなき挑戦を続けていくことを誓った。

 同賞は今年、プエルトリコ出身の俳優ベニチオ・デル・トロにも贈られる予定で、映画祭期間中の26日(現地時間)にセレモニーが行われる。またオープニングでは国際批評家連盟が選ぶ本年度の国際批評家連盟賞の授与も行われたが、受賞作『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター監督は新作撮影中のために来場せず。代わりにビデオメッセージで「エスクリク・アシコ!」(ありがとう)と感謝の言葉を述べ、会場を沸かせた。(取材・文:中山治美)

第62回サンセバスチャン国際映画祭はスペイン・バスク地方で9月27日まで開催
映画『イコライザー』は10月25日より新宿ピカデリーほか全国公開
映画『6才のボクが、大人になるまで。』は11月14日よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開


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