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生唾ごっくん!映画鑑賞後、地元シェフが映画にちなんだ料理を50人分!森淳一監督も舌鼓

生唾ごっくん!映画鑑賞後、地元シェフが映画にちなんだ料理を50人分!森淳一監督も舌鼓
(左から)ミケル・ギャロさん、森淳一監督、高橋健二さん(サンセバスチャンのレストランNi Neuにて)

 女優・橋本愛が東北の山間で自給自足生活を営むヒロインを演じた映画『リトル・フォレスト 夏・秋』が、スペイン・バスク地方で開催中の第62回サンセバスチャン国際映画祭の料理映画部門「キュリナリー・シネマ」で上映され、森淳一監督が現地入りした。

 同部門は映画鑑賞後、地元のシェフが腕を振るった映画にちなんだ料理を食するという、目だけではなく味覚でも楽しめるのが魅力。美食の町として知られるサンセバスチャンがその威信を懸けて行っており、9月1日の予約開始からあっという間に満席になってしまう人気企画だ。この日は地元の観客を中心に、幸運を手にした約50人が来場していた。

料理
カモの胸肉のヘーゼルナッツ添え

 シェフを務めたのは、地元人気レストラン「Ni Neu」のミケル・ギャロさんと、サンセバスチャンで持ち帰りすし店とすしバーを営む高橋健二さん。高橋さんが観客の目の前でにぎりずしを振る舞えば、ギャロさんが劇中に登場するヘーゼルナッツをソースに使ったカモの胸肉のソテーや、日本が誇る果物ふじりんごでデザートを用意するなど、日本とバスクの見事なフュージョンメニューで観客の舌をうならせた。

 大役を終えたギャロさんは「どれだけ地元の食材で日本料理を提供できるかが課題でしたが、幸い映画は、それほど日本の食材を使っていなかったので安心しました。カモ料理は自分でも良くできたと思いますが、にぎりずしに挑戦したら健二に『まずい』と言われてやめました」と笑わせれば、高橋さんも「自分も洋食は得意ではないので、お互いさまです」と返し、互いの健闘をたたえ合っていた。

デザート
デザートもおいしそう!

 森監督は「初めて食べる味が多くて面白かった。(映画からメニューを考案し)苦労したんだなと思いました」とシェフたちの計らいに感激しきり。さらに観客からは「ぜひ続編も上映してほしい」という声が多数上がり、森監督も「撮影地(岩手県奥州市)は震災で被害を受けた地域。自分たちの村の映画がサンセバスチャンで上映されることを喜んでいました。この機会を与えてくれた映画祭と皆さんに感謝したい」とお礼を述べていた。(取材・文:中山治美)

映画『リトル・フォレスト 夏・秋』は全国公開中
映画『リトル・フォレスト 冬・春』は2015年2月14日より全国公開
第62回サンセバスチャン国際映画祭は9月27日まで開催


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