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『不気味なものの肌に触れる』石田法嗣、染谷将太との共演をロンドンで語る

『不気味なものの肌に触れる』石田法嗣、染谷将太との共演をロンドンで語る
『天使の欲望』の磯谷渚監督と『不気味なものの肌に触れる』の石田法嗣 - Photo:Yukari Yamaguchi

 現地時間28日、ロンドンで開催中の第22回レインダンス映画祭で、『天使の欲望』(磯谷渚監督)と『不気味なものの肌に触れる』(濱口竜介監督)が2本立てで上映された。上映後、磯谷監督と『不気味なものの肌に触れる』に出演した俳優の石田法嗣が質疑応答を行った。

 『天使の欲望』は、電車の中で痴漢にあった女子高生たちが反撃に出る物語。うら若き乙女たちが男性を囲んで殴る蹴るするシーンは極端にも思えるが、脚本も書いた磯谷監督が「露出狂をからかっていた高校生たちの1人が、エスカレートしてボコボコに殴ってしまった」という実話をベースにしていると明かすと、観客からは驚きの声が上がった。まだ年若い磯谷監督だが、本作では往年の日活映画のイメージを生かしたという。

 『天使の欲望』と磯谷監督の短編『わたしの赤ちゃん』、そしてレインダンス映画祭のラインナップに入っている『そして泥船はゆく』(渡辺紘文監督)と『オシャレ番外地』(高谷昂佑監督)の4本は、「New Directors from Japan」としてまとめられイギリスでDVDが発売予定。

 速いストーリー展開で見せる『天使の欲望』とは対照的に、『不気味なものの肌に触れる』はじっくりと微妙な心模様を見せる。石田は、ダンス教室に通う2人の男子高校生を染谷将太と共に演じている。至近距離でお互いの動きに反応して動きながら、体を接触させることのないダンスは、映画のテーマとも重なる印象的なものだ。石田は「(染谷と)2人で相談したとかはなくて、現場でぶつかっていって、お互い、こいつはこう動くんだというふうでした。濱口監督は何も言わなくて、2人で決めていきました」と濱口監督の実験的な手法を説明した。

 最後に「To be continued」の文字が出る本作は、濱口監督の構想段階にある長編『FLOODS』の序章とされている。続きが気になっているイギリスの観客のため、『FLOODS』もイギリスで上映されることを願いたい。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

第22回レインダンス映画祭は現地時間10月5日まで開催


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