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福島・双葉町長、除染廃棄物「中間貯蔵施設」の容認報道を否定

福島・双葉町長、除染廃棄物「中間貯蔵施設」の容認報道を否定
伊澤史朗町長と舩橋淳監督

 福島第一原発事故により避難を強いられている福島県双葉町の住民たちの姿を追ったドキュメンタリー映画『フタバから遠く離れて 第二部』の記者会見が14日、都内・日本外国特派員協会で行われ、舩橋淳監督と双葉町・町長の伊澤史朗が登壇。一部で報道された、除染廃棄物を保管する「中間貯蔵施設」の受け入れ容認について改めて否定し、その理由を明かした。

 本作は、埼玉県加須市にある旧県立騎西高校へ全町避難が行われた後の9か月を追った『フタバから遠く離れて』の続編。長い避難生活で町民から不満が噴出する中、2013年に当時の井戸川克隆前町長が辞任に追い込まれ、新たな町政方針を打ち出した伊澤町長が当選。福島県内のいわき市に役場を再移転するが、双葉町は帰宅困難区域に指定され、さらに中間貯蔵施設の建設計画が出されるなど、さまざまな問題が大きな影を落としてゆく。

 中間貯蔵施設の建設計画について伊澤町長は、「この問題に関しては、佐藤(雄平)福島県知事が広域自治体として、施設の建設を受け入れるという苦渋の決断をされたことは事実。しかし、肝心の候補予定地である双葉町と大熊町は決して容認しておらず、あくまでも地権者の皆さんとの話し合いは認める、という判断しかしていない」と否定した。

 これに対して舩橋監督も伊澤町長をフォローし、「僕が第二部を作ろうと思ったきっかけが、まさに『中間貯蔵施設』の問題だった」と告白。「土地を売る、売らないは地権者の問題。それを国や県が、『双葉町や大熊町が受け入れる』と言ってしまっていること自体が、憲法判断として正しいのか? と言いたい。これによって町が厳しい立場に追いつめられているのも事実」と持論を展開した。

 また舩橋監督は、避難住民に寄り添い、映画を撮り続ける理由について「われわれ東京の人間が電気を使っている以上、共犯関係、もしかすると加害しているかもしれないという意識があり、福島に大きなリスクを押し付けてしまったという思いもある。これが映画を作り続けるモチベーション」と吐露。「双葉町の人たちが町に戻り、安住できる日が来るまで撮り続けたい」と語り、「第三部、四部と続く?」との問いに、「もちろんですよ!」と力強く答えた。(取材:坂田正樹)

映画『フタバから遠く離れて 第二部』は11月15日よりポレポレ東中野ほか全国順次公開


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