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スティーヴ・カレルについにオスカー?金メダリストを撃ち殺した大富豪の実話で

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ついにオスカー? - ロンドン映画祭に参加しているスティーヴ・カレル
ついにオスカー? - ロンドン映画祭に参加しているスティーヴ・カレル

 現地時間16日、第58回ロンドン映画祭で『フォックスキャッチャー(原題) / Foxcatcher』のベネット・ミラー監督と主演のスティーヴ・カレルが、イギリスプレミアに先立ち会見を行った。本作は、実際に起きた殺人事件を基にしている。

スティーヴ・カレル主演映画『40歳の童貞男』フォトギャラリー

 その事件とは、1996年にデュポン財閥の御曹司ジョン・デュポンが、五輪金メダリストのレスリング選手デイヴ・シュルツを射殺したというもの。ジョンをカレル、デイヴをマーク・ラファロが演じる。カレルの相手役ともいえるのがチャニング・テイタムで、テイタムはデイヴの弟で同じく五輪レスリング金メダリストのマーク・シュルツを演じている。

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 つけ鼻などで別人のようなビジュアルになって、奇妙な信念に取りつかれたジョンを演じたカレルは「悪役とは思っていないよ。育ち方と、精神的な病でああなってしまった普通の男として、共感できる部分もあるくらいだ」と語り、「ずっと役に成り切っていたよ。それしか選択肢がなかったんだ。だって、誰も話し掛けてこないんだから」と笑わせた。

 それぞれの心理的な葛藤が関係性に影を落とし、ついには事件につながる強烈なストーリーの本作。カレルは「いまだにチャニングと経験したことを話したりするし、まだ僕らの中では生々しいものだよ」とおいそれとは消えてくれない経験となったようだ。それだけ大変な役であったことがうかがえるが、その苦労がオスカー像となって報われるのではとの声が上がっている。それに対しカレルは「映画をそういうふうに言ってもらえるのはうれしいけど、実際、どうなるかはわからないよ」と期待の大きさに戸惑うところもあるようだ。

 近親者、関係者など、まだ多くが生存しているが、ミラー監督は「デュポンの弁護士からは協力しないと言われたが、何(訴えるなど)もしないとも言われた」という。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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