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フランスの名匠アルノー・・デプレシャン監督、ベニチオ・デル・トロをネーティブアメリカン役に迎えた新作について語る!

フランスの名匠アルノー・・デプレシャン監督、ベニチオ・デル・トロをネーティブアメリカン役に迎えた新作について語る!
日本の観客からの質問に答えた名匠アルノー・デプレシャン監督

 フランスの名匠アルノー・デプレシャンが13日、飯田橋のアンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュで行われた映画『ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して』スカイプトークイベントに登場、日本の観客からの質問に答えた。

 名優ベニチオ・デル・トロと、デプレシャン監督作品の常連マチュー・アマルリックのふたりを主演に迎えた本作。デプレシャン監督にとっては5年ぶりの新作となり、初のアメリカでの撮影、そして2000年の『エスター・カーン めざめの時』以来、久々となる全編英語作品という、彼の新境地ともいうべき意欲作となった。第2次世界大戦から帰還後、原因不明の病気に悩まされているネーティブアメリカンのジミー(ベニチオ)が、人類学者で精神分析医のジョルジュ(マチュー・アマルリック)の対話療法を通じて親交を深めていくさまを描き出す。

 「ベニチオがもたらしてくれたものはとても大きかった」と切り出したデプレシャン監督だったが、最初はジミー役の俳優を探すのに難航したという。「最初はずいぶんたくさんの映画を観て探したが、自分のジミーを見つけることができなかった。僕は同情されるような人物ではなく、社会の英雄を描きたかったんだ」と振り返る。

 そんなとき、ショーン・ペン監督の『プレッジ』でネーティブアメリカンの役をやっていたベニチオを発見。「ものすごい哀しみをたたえた顔を見たときにこれがわたしのジミーだと思い、オファーを出した」という。プエルトリコ出身のベニチオを、ネーティブアメリカンの役として起用したことについて「彼はハリウッドのスターになっても、アメリカとは距離を置いており、人種差別に怒りを抱えている。それがジミーに力強さをもたらしてくれた」と称賛する。

 また、この日は次回作『Nos Arcadies(原題)』についても言及。「(デプレシャン監督の代表作)『そして僕は恋をする』の主人公ポールの過去を、子供時代、ティーンエージャー時代、そして若き日の恋の物語という三つのエピソードで描いた作品だ」と語り、観客の期待をあおっていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して』は2015年1月10日より渋谷のシアター・イメージフォーラムにて公開


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