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河瀬直美監督、日本人女性監督初のフランス芸術文化勲章!

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笑顔で乾杯する河瀬直美監督ら
笑顔で乾杯する河瀬直美監督ら

 『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭カメラドール、『殯(もがり)の森』で同映画祭グランプリを受賞するなど、フランスとのゆかりの深い河瀬直美監督が7日、東京・在日フランス大使館で行われたフランス芸術文化勲章叙勲式に出席し、日本人女性監督として初のフランス芸術文化勲章「シュバリエ」を受章した。

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 ティエリー・ダナ駐日フランス大使より「シュバリエ」の勲章を授与された河瀬は、緊張の面持ちで壇上に上がると、万葉集の作成にも関わった大伴家持が人生最後に詠んだ歌だという万葉集の歌「新しき年の初めの初春の 今日降る雪のいやしけ吉事」(新春に降る雪はとても縁起のいい雪で今はたくさん重なって降ってくれればいいな)を紹介。「1,300年前の(家持がいた場所と)同じ場所、奈良でわたしは生まれ育ちました。その奈良で同じように(今年)元旦に家持が見た風景と、まったく同じような新しい雪が降り積もったんですけど、そんな2015年の年明けにこのような素晴らしい勲章をいただくことができて本当にうれしく思います」とスピーチ。

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  続けて、「わたしは18歳の時に映画と出会いました。映画を制作していく中で多くの出会いと教えと愛に恵まれました。今日いらしてくださった皆さんの顔を見るにつけ、その場面場面で支えてくださった皆さんとの出来事の一つ一つを思い返して感無量です」と話して言葉を詰まらせ、「フランスという国は他国の文化に対しこれだけ大きな敬意を持っていただける国。とても感謝しています」と関係者へ感謝の気持ちを述べていた。

 叙勲式には樹木希林や河瀬監督の長男・光きくん(きは漢字)も出席。乾杯の席も登場した樹木は、「日本では70を過ぎると勲章をもらえる資格が出るんですけど、フランスではこんなに早くに勲章がもらえるなんて、なんと懐が広い国なんでしょう」とにっこり。光き君も乾杯に参加したが、河瀬は「彼もまた一つわたしの大きな力となってくれた一人。ありがとう」と改めて感謝した。(取材・文:名鹿祥史)

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