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『博士と彼女のセオリー』エディ・レッドメイン、ベッドでのシーンはアドリブ

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印象的なベッドでのシーン - 映画『博士と彼女のセオリー』より
印象的なベッドでのシーン - 映画『博士と彼女のセオリー』より - (C) UNIVERSAL PICTURES

 映画『博士と彼女のセオリー』で車椅子の物理学者スティーヴン・ホーキング博士の半生を演じ、第87回アカデミー賞主演男優賞に輝いたエディ・レッドメインが、ジェームズ・マーシュ監督と共にシーンの舞台裏を語る特別映像が公開された。

 二人が語り合っているのは、撮影期間の最後に撮ったというベッドでのシーン。難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症したスティーヴンはこの時までに階段を自力で上れなくなっており、妻のジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)が2階から1階のキッチンへ移動してくれたベッドの上で彼女を迎えることになる。

 脚本には「感情の爆発」としか書いていなかったと明かしたマーシュ監督は、「結果的に何かが発生して最高のシーンになったんだ。役者間の化学反応だよ」と大満足の様子。エディも「脚本にセリフはなかったけど、小声で『ありがとう』と言ったんだ。そうしたらフェリシティが『何か言った?』と聞き返してきて……完全にアドリブだよ!」と続けた。

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 さらにエディは「あのシーンで二人が前進するために和解しているということを表現しなくてはいけなくて。何かが衝突した後に溶けていくような、不思議な感覚だったよ」と振り返っている。エディ、フェリシティ、マーシュ監督の確固な信頼関係によって生まれた名シーンといえるだろう。

 『博士と彼女のセオリー』は、ジェーンの著書「Travelling to Infinity: My Life with Stephen」を原作にしたヒューマンラブストーリー。余命2年と宣告されながらも希望を持って難病と闘い続けた天才と、彼を支え続けた女性の姿を丹念につづる。(編集部・市川遥)

映画『博士と彼女のセオリー』は3月13日よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開

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