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夫婦で主演を務め、自身のアパートで撮影した話題のインディーズ作品とは?

夫婦で主演を務め、自身のアパートで撮影した話題のインディーズ作品とは?
ローレンス・マイケル・レヴィンとソフィア・タカール

 昨年のサウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)審査員賞ノミネート作品『ワイルド・カナリーズ(原題) / Wild Canaries』について、主演/脚本/監督のローレンス・マイケル・レヴィンと出演/製作のソフィア・タカールが語った。

 ニューヨークのブルックリンに住むカップル、ノア(ローレンス)とバリ(ソフィア)。ある日、下の階に住む老女が亡くなった経緯がどこか不自然だったことから、バリがその老女の息子を疑い始め、そのせいでノアとも距離ができてしまう。

 ほぼアパート内で展開する設定なのは「ニューヨークのアパートでは、さまざまな人々と常時コンタクトし、その相互関係において(理解し合えないことから)時々攻撃的になることもあって、それが面白いんだ」とローレンスが答えた。さらに彼はユーモアのアプローチについて「多くのコメディアンたちが過去の困難な経験からユーモアを引き出したり、移民者たちがそれぞれ人種特有のユーモアを持っていたように、そんなユーモアを今作で交錯させながら、現代のストレスをためた人たちが、(ミステリーを通して)攻撃し合ったらどうかと考えた」と製作経緯も語った

 ローレンスとソフィアは実生活でも夫婦で、ある意味、映画製作は結婚生活のテストだったのか、との質問に「そうだと思うわ。もしわたしたちに子供が生まれて、さらにその子供も出演したら余計に長いテスト期間になるわね」とソフィアが答え、一方ローレンスは、撮影で使用されたアパートについて「今作で使用された映像の75%が、僕らが住むアパートの屋内外で撮影していた」と明かした。

 製作も務めたソフィアについてローレンスは「多くの人は彼女の女優としてのキャリアを知っているが、彼女は素晴らしい製作者でもある。彼女のプロダクション哲学で重要だったのは、われわれがよく知り、信頼の置ける人としか仕事をしないことだ。それは監督からグリップ(撮影機材を移動させる人)まで、観客が気付かないところで、スタッフが作品に影響を与えることがあるからだ。例えば、あるグリップが遅刻したり、態度が悪かったりすると、スタッフやキャストにも影響を与えることもある。今作は、これまでより大きなクルーだったが、注意深く雇う人たちを決めた」と語った。

 映画は、殺人ミステリーと夫婦間の価値観の違いから生まれるコメディーの要素がうまく交錯した興味深い作品。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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