長谷川京子、9年ぶり「世にも奇妙な物語」でクモ役！楳図かずお原作ドラマに挑戦！

　女優の長谷川京子が、フジテレビの人気ドラマ最新作「世にも奇妙な物語　25周年スペシャル・春～人気マンガ家競演編～」（4月11日・午後9時～11時10分）の一編「蟲（むし）たちの家」に主演することがわかった。漫画家・楳図かずお原作のホラー作品で、長谷川は劇中、夫による監禁から逃れるためクモになってしまう妻という難役に挑戦している。

　長谷川が「世にも奇妙な物語」に出演するのは、2006年3月28日に放送された「世にも奇妙な物語 15周年の特別編」以来、およそ9年ぶり。楳図作品ならではの美しさと恐怖が共存する世界の中で、異常な愛情を示す夫・紘一によって監禁状態に置かれ、そこから逃れようと願うあまりクモになってしまう美ぼうの妻・留衣子を演じる。

　現実にはありえない異常な状況を演じた長谷川だが、「ドラマ撮影に入ってみて、ふに落ちた瞬間がありました。これは“愛のゲーム”なんだ、って。これは二人の愛の形なんだ、と思いました」とコメント。日常からかけ離れた楳図ワールドについても「独特な世界観なのでそれが逆に参考にしやすく、監督も撮影したい画が決まっていらっしゃるので難しいというより楽しんでやらせていただきました」と語り、ほほ笑みを浮かべた。

　夫・紘一を板尾創路が演じるほか、紘一の愛人・羽奈子役で入山法子が出演。また原作者の楳図も、紘一が羽奈子に妻の存在を明かす喫茶店のマスター役でカメオ出演を果たす。楳図はトレードマークである赤白ボーダーのちょうネクタイとハンカチーフを身に着けて登場。実はロケが行われた場所は、楳図が東京に出てきて初めて入った喫茶店で、縁の深い場所での撮影に笑顔を見せながら、ドラマについて「すごく気に入っているいいお話だと思いますので、驚きもパワーアップして皆さんのところに飛び込んでいきます。楽しみにご覧いただきたいです」と語っている。

　ドラマではそのほか、阿部寛主演「ゴムゴムの実」、稲垣吾郎主演「自分を信じた男」、鈴木梨央主演「面」、前田敦子主演「地縛者」など全5作品を放送する。（編集部・入倉功一）

テレビドラマ「世にも奇妙な物語　25周年スペシャル・春～人気マンガ家競演編～」はフジテレビ系で4月11日 午後9時～11時10分放送