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木村文乃を大人にした「イニシエーション」とは!?

木村文乃を大人にした「イニシエーション」とは!?
根っからの女優魂を見せつけた木村文乃 - 写真: 上野裕二

 堤幸彦監督最新作『イニシエーション・ラブ』に出演した木村文乃が、自身を大人にした「イニシエーション」について語った。

 乾くるみによる小説ならではのトリックを堤が「技アリ!」な方法で映画化した本作は、1980年代後半が舞台の恋愛ミステリー。奥手の大学生・鈴木がぎこちない恋を成就させようとする静岡編と、就職して上京した鈴木の遠距離恋愛のてん末を描く東京編の2部構成でつづられる。その東京編で鈴木が「2秒で恋に落ちそうになる大人の女」を演じた木村。劇中では、「イニシエーション・ラブとは何か?」を説明する重要な役どころでもあるが、彼女自身を大人にしたものを尋ねると「女優という仕事そのもの」だったという答えが返ってきた。

 22歳で現在の事務所に入った木村は「それ以前は楽しければいいという感覚で、流されているようなものでした。目の前にきた仕事をしていくだけだったのが一変しました」と振り返る。「まさにビフォー・アフターくらいの変化だった」と続け、現在の芝居に向かう気持ちを「常に変化するので、その時点でこう変わった、と明確には言えません。でも散々フラフラしたわたしが『この仕事で生きていく!』と決めたから次の段階へ行けた。やはり女優という仕事とその決意が自分を大人にしてくれたんです」と明かす。

 現在テレビドラマ「マザー・ゲーム~彼女たちの階級」に出演中の彼女。初めての連ドラ主役は「大変です」と漏らしながらも、「作品ごとに経験は増し、考えなくてはいけないことは増えます。それで自分の課題も明確になる。仕事を重ねるごとに楽しいと思う面積が少しずつ減り、責任は重くなり、課題にどれだけ全力でぶつかれるかが問題になる。それって体力も精神力も削らなければならないし、プライベートもなくなることでもあります。他人の人生も生きなきゃいけないのだからラクなことはないですよね!? 自分の人生を生きるだけで精いっぱいなのに」と言葉と裏腹な、りんとした表情に充実感がにじむ。

 「何十年もお芝居を続け、最終的には『幸せだった!』と言って死にたいという思いは変わらない。こういう生き方っていいよね、と言われる人になれたらいいなって思うんです」と根っからの女優魂を見せつけた。(取材・文:浅見祥子)

映画『イニシエーション・ラブ』は5月23日より全国公開


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