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薬師丸ひろ子、子供の背中を押す母の勇気にしみじみ

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主人公の母親・ラティーファ役の声を担当した薬師丸ひろ子
主人公の母親・ラティーファ役の声を担当した薬師丸ひろ子

 女優で歌手の薬師丸ひろ子が1日、都内で行われた『シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島』完成披露上映会に来場し、母親役を務めて思うところを語った。

【写真】薬師丸ひろ子、鹿賀丈史らが「世界名作劇場」シリーズの日本アニメーション40周年記念作に集結!

 「世界名作劇場」シリーズで知られる日本アニメーション40周年記念作品として制作された本作は、「アラビアンナイト(千夜一夜物語)」の中の一編として知られる「シンドバッド」を3部作でアニメ化。第1部となる本作に続き、今年12月に第2部、2016年3月に第3部が公開される。

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 今回、薬師丸が声優を担当したのは、シンドバッドの母親ラティーファ。「アフレコという仕事は、自分と違う人物に声をのせることなので、大変難しい作業でした。もちろんそれは裏を返せば楽しい作業でもあったわけですが。そこは(シンドバッド役の)村中(知)さんに助けてもらって。それが心強かった」と感謝。

 また、本作では劇中歌「わたりどり」も担当している薬師丸は、「曲を聴かせていただいたときに、大海を、夜空を見上げながら旅をしていくような、そんな大きなイメージを持ちました。子供を送り出す母親の気持ちが伝わればいいなと思っています」とコメント。それを聞いた村中も、「薬師丸さんの歌を聴いた瞬間にこみ上げるものがありました。その表現力にのみ込まれたというか。歌の世界にスンと入ることができました」と感激した様子。

 そして「わたしは子供のころから、10代のころから海外に一人で行ったりと、どこにでも一人で出掛ける癖がついています。わたしは止めても行くだろうということで、母は見送ってくれました。でもわたしにはとてもそんなことはできないだろうな」と切り出した薬師丸。

 続けて、「学生時代の友人のお嬢さんで、小さいころから知っている子がいるんですが、その子が留学すると聞いたときに『危ない』とかいって、わたしはまったく背中を押してあげられなかった。だから今、わたしはその子がアルバイトして買ってくれたポーチをお財布代わりに使いながら、無事に帰ってくるようにと祈っています。わたしは親になったことはないので、親の気持ちが手に取るようにわかるわけではないですが、お子さんの背中を押すのは勇気がいることだと思います。この映画が何か新しい生活のヒントになってくれればいいなと思います」と子供を連れて会場に来ていた大人たちに呼びかけた。(取材・文:壬生智裕)

映画『シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島』は7月4日より全国公開

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