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異色のトリンドル×篠田×真野、“園マジック”で激変(1/2)

異色のトリンドル×篠田×真野、“園マジック”で激変
園監督の“マジック”で新境地開拓! 真野恵里菜×トリンドル玲奈×篠田麻里子 - 写真:平岩亨

 世界でも名の知れた園子温監督が山田悠介のベストセラー小説をオリジナル脚本で映画化した『リアル鬼ごっこ』で、モデルや元アイドルというバックグラウンドを持つトリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜がトリプルヒロインを務め、“異色のキャスト”としても注目を浴びている。園監督といえば、過去作『紀子の食卓』(2005)の吉高由里子、『愛のむきだし』(2008)の満島ひかりなど、後に飛躍を遂げる女優を見いだすことでも定評のある監督だが、三人は今作で女優として新たに何を得たのだろうか。

 トリンドルと篠田は園監督と仕事をするのは初めて。現場に行くとえたいの知れない何かに追われる恐怖を自然に表現することができたというトリンドルは、「カットがかからずにお芝居がすごく長くなると、本当の感情が出て。途中からいわゆるセリフではなくなり、こういう芝居の生まれ方もあるんだって、すごく勉強になりました」となかなかカットをかけない園監督ならではの演出法から見たことのない自分の姿が生まれたと語る。撮影中はモニターで映像を一切見ずにいたこともあり、完成した映画を観て涙が流れた。「劇中の全てが衝撃的で、初めて見る自分の姿ばっかりで、ビックリして涙があふれました」

 演じる側も観る側もエネルギーを要する園作品で、監督が今回描いた世界を全編通して観たときに「映画をそのまま体感しているようである意味どっと疲れて、感動の涙と疲れ果てた涙が出ました」という篠田は、「わたしは演技の経験が浅いので、セリフや台本の次の流れにとらわれることが多かったんです。でも今回は考える間もなく自分が動き、そこから出るセリフや勢い、感情が流れを動かすお芝居のやり方ですごく新鮮で。本能のままに動いていたので、映画を撮っていたという感覚はあまりなく、体験したような作品でした」と充実感たっぷり。

 二人とは違い園作品への出演経験が豊富な真野は、「わたしは自分が二人と並んでいるのがちょっと不思議っていうか。知名度でもまだまだ足りていないと思っているので、監督やキャスティングしてくださった方々に感謝しています」と謙虚にキャスティングについて触れながら、「監督はキャスト一人一人のことを見て、それぞれに合った引き出し方を考えているんだろうなって。あんまり表情には出さないけど、常に愛情を持ってくれていることは感じました」と先輩らしい一言。1月の撮影期間中、一番寒い日に薄着で全力疾走したシーンを振り返り、「今まで携わってきた作品の中で一番過酷な現場でした」と断言した。


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