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忽那汐里、カンヌ監督賞『黒衣の刺客』日本公開版に登場!ホウ・シャオシェン監督たっての希望で

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忽那汐里の出演シーン - 映画『黒衣の刺客』日本オリジナル・ディレクターズカット版より
忽那汐里の出演シーン - 映画『黒衣の刺客』日本オリジナル・ディレクターズカット版より - (C) 2015光點影業股分有限公司 銀都機構有限公司 中影國際股分有限公司

 女優の忽那汐里が、第68回カンヌ国際映画祭で監督賞に輝いたホウ・シャオシェン監督の新作『黒衣の刺客』の撮影に参加していたことが明らかになった。同作は唐代の中国を舞台に、数奇な運命に翻弄(ほんろう)される女刺客(スー・チー)の姿を描いた武侠映画。忽那が演じたのは、窮地に追い込まれたヒロインを助ける日本人青年(妻夫木聡)の妻だ。インターナショナルバージョンでは割愛されてしまった忽那出演の回想シーンだが、ホウ監督たっての希望で日本公開版には戻されることになった。

映画『黒衣の刺客』場面写真

 忽那の「非常に個性的な性格」に惹(ひ)かれたというホウ監督は、「物事を考える力のある人物であることを、彼女からは強く感じることができたので、ぜひ出演してもらいたいと思いました」と述懐。日本ではオリジナル・ディレクターズカット版で公開することを決めた理由を「妻夫木聡さん演じる日本人青年の背景にある複雑さを出すために回想シーンを戻しました。青年の過去を主人公・インニャンは知りません。青年の背景を描くことによって、インニャンの孤独がさらに深まるだろうと考えたからです」と説明した。

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 ホウ監督は「本作は、中国、台湾、そして日本の京都・奈良・滋賀・兵庫で撮影を行いました」と続けると、「インターナショナルバージョンでは残念ながら割愛してしまった、日本での撮影シーンを追加したバージョンを日本の皆さまに楽しんで観ていただけるとうれしいです」と日本の観客に呼び掛けている。日本での撮影は2010年に奈良で2週間、2013年に京都、滋賀、兵庫で約1か月にわたり行われた。

 雅楽の舞も披露する忽那は「ホウ・シャオシェン監督の現場は、台本がない中行われ、日々思いがけない変更が出たりと、本当に刺激的な毎日でした。監督を信頼し、コミュニケーションを綿密に取りながら撮影は進んで行きました」とホウ監督との撮影を振り返り、「ようやく皆さんに、この作品を観ていただくことができて、とてもうれしく思っています」と日本オリジナル・ディレクターズカット版での上映に喜びのコメントを寄せている。(編集部・市川遥)

映画『黒衣の刺客』は9月12日より新宿ピカデリーほか全国公開

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