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内野聖陽、エルトゥールル号遭難事件の映画化でトルコ人俳優から刺激

内野聖陽、エルトゥールル号遭難事件の映画化でトルコ人俳優から刺激
クランクアップ会見に臨んだ内野聖陽とケナン・エジェ

 海難事故に遭ったトルコ軍艦エルトゥールル号への日本人による救援(1890年)と、トルコ人によるイラン・イラク戦争時の在イラン日本人救出(1985年)という、両国の絆を象徴する二つの出来事を題材にした日本・トルコ合作映画『海難1890』のクランクアップ会見が9日、都内で行われ、主演の内野聖陽をはじめ、ケナン・エジェ、忽那汐里、夏川結衣、宅間孝行、永島敏行ら両国のキャストとメガホンを取った田中光敏監督が出席した。

 主演の内野は出演を決めた理由を「僕は『エルトゥールル号海難事故』のことを少しは知っていたんですけど、トルコでは教科書にも載っていて、子供たちでも知っているような大事件。反面、日本人はきっとこの事件のことをほとんど知らないだろうなって。映像作品に残すべき運命にある作品だと思いました。二つ返事でオファーを受けました」と説明。

 海外の役者たちとの共演は初めてだったという内野は、冬の京都での撮影でトルコの俳優たちがずぶぬれになりながらも誰一人泣き言を漏らさなかったと明かすと、「この人たちは本当に国の威信を背負って来てくれているんだな、日本人も負けられないなと思った」と大いに刺激を受けたようだった。

 また、内野は「歴史的な事件というのはいろんなウソやうわさで事実と違う方向に拡張されてしまうこともあるのですが、演じる上でいろんな資料をあさってみると当時のお医者さんの良心などが確実にそこに書かれていた。そこだけは真実として映画に確実に投影させたいと思って演じました」と並々ならぬ思いで作品に取り組んだと振り返った。

 トルコ人キャストとして本作に出演したケナンも「この映画はすごく大事な作品です。われわれは戦争の映画を見慣れて暴力的な映画ばかりが利益を出していますが、この映画は友好と平和を描いた映画となっています。トルコと日本だけでなく、世界にメッセージを送ることができる作品です」と自信満々。「国を代表してこの作品に出演できることをとてもうれしく思っています」と笑顔を見せていた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『海難1890』は12月5日より全国公開


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