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木村文乃&杉咲花、野村萬斎の初現代劇でダブルヒロインに!

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師弟関係を演じる杉咲花と木村文乃
師弟関係を演じる杉咲花と木村文乃 - (C) 2016「スキャナー」製作委員会

 女優の木村文乃杉咲花が、狂言師の野村萬斎とお笑い芸人の宮迫博之がタッグを組む新作映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』でダブルヒロインを務めることが明らかになった。野村と宮迫ふんする元お笑いコンビを10年前ぶりに再会させ、ある事件の捜査に巻き込む、物語の鍵となる女たちを演じる。

 現代劇初挑戦の野村が、残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情など)を読める元お笑い芸人の仙石和彦にふんし、宮迫がその元相方の丸山竜治を演じる本作。能力を使ってお笑いコンビ「マイティーズ」として日本を沸かせた代償に精神をすり減らし、コンビは解散。その後、人目を避けて暮らしていた仙石が、元相方の丸山との再会をきっかけに、予想もつかない事件に挑むさまを描く。

 木村が演じるのは、教え子と練習の日々を送っていたさなかに謎の失踪を遂げるピアノ教師の沢村雪絵。杉咲は、その教え子で、雪絵がマイティーズの大ファンであったことから二人に捜査を依頼する女子高生ピアニスト・秋山亜美を演じる。

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 今回、残留信念の中で仙石と対面するという、これまでにないシチュエーションの演技に挑戦している木村は、「演じる雪絵は人に面と向かって言えるくらいの経験をしている人だと思っています。狼狽したりとか、女性らしさがあるというよりかは、どこか凛としていていいのかなと思って演じています」と冷静にコメント。一方、亜美役について「とにかく(木村さん演じる)雪絵さんのことが大好き」と分析する杉咲は、「ピアノは嫌いで、やりたくないと思っているんですけど、どこかで雪絵さんがやれなかった分を頑張りたいっていう思いもある。そんな亜美の雪絵さんが好きだという思いを大事にして演じています」と語っている。

 連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(NHK)で話題を呼び、ドラマ「マザー・ゲーム ~彼女たちの階級~」(TBS)、「石の繭」(WOWOW)など話題作への主演が続く木村。そして「Cook Do」のCMで回鍋肉を食べる少女役で注目を浴び、ヒロインを務めた『トイレのピエタ』をはじめ話題作が目白押しの杉咲。美しさと演技力の双方で評価を高める二人のヒロインと、野村・宮迫の異色コンビの掛け合いに期待したい。

 本作の脚本は、ドラマ「リーガル・ハイ」シリーズなどを手掛ける脚本家・古沢良太による書き下ろし。映画『DEATH NOTE デスノート』シリーズの金子修介が監督を務める。(編集部・入倉功一)

映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』は2016年ゴールデンウイーク全国公開

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