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ジェイソン・シュワルツマンのダメ人間ぶりが見どころの映画

ジェイソン・シュワルツマンのダメ人間ぶりが見どころの映画
ジェイソン・シュワルツマンとボブ・バイイントン監督

 個性派俳優ジェイソン・シュワルツマンが、新作『7 チャイニーズ・ブラザーズ(原題) / 7 Chinese Brothers』について、ボブ・バイイントン監督と共に語った。

 本作は、レストランの酒を盗んで解雇されたラリー(ジェイソン)が、寝てばかりいる犬アローと金持ちの祖母(オリンピア・デュカキス)の世話をしながら自由気ままに暮らしていたある日、自動車整備工場の女性ルーペ(エレノア・ピエンタ)に惹(ひ)かれて、そこで働き始めるものの、すぐに新たな問題を引き起こしてしまうというもの。映画『サムバディ・アップ・ゼア・ライクス・ミー(原題) / Somebody Up There Likes Me』(日本未公開)のボブ・バイイントンがメガホンを取った。

 主人公のダメ人間ラリーについて、ジェイソンは「ラリーは、表面上目指すゴールを持っていない。何度も解雇されて職を転々とし、事実、何もやる気がない。ただ、そのような状況でも特に落ち込んではいなくて、そこが今作の脚本の見どころなんだ。不幸なことが続くけれど、もし他の作品なら不幸をもとに、さまざまなことが描かれるが、今作ではラリーはその状況にただ(のんびりと)浮遊しているだけだ」と風変わりな主人公であることを明かした。

 今作では TV On The Radio のフロントマン、トゥンデ・アデビンペなどのミュージシャンをキャスティングしている。「なぜか、僕はミュージシャンに惹(ひ)かれるんだ。ジェイソンもミュージシャン(ロックバンド、ファントム・プラネット)で、彼らのエネルギーや声が好きだ。もし俳優だけでキャスティングすると、一つのエネルギーにまとまってしまうような気がするが、2、3人のミュージシャンを出演させることで、どこか通常の映画とは異なる雰囲気を作ることができる」とボブは作品のトーンに自信をのぞかせた。

 重要な役柄を担う犬アローについて「この犬は、実際に僕が飼っている犬なんだ。ずっと前に他の作品でカメオ的な出演をしたことがあったが、本格的に映画で演技するのは今作が初めてだ」とジェイソンが明かすと、ボブは「この犬に会った瞬間に個性的な犬だと思った。コミカルな要素としては最適な犬だったよ」と褒めたように、ジェイソンとの絶妙なコミカルなやりとりが面白い。

 映画は、ラリーの状況に哀れみを感じながらも、周りに左右されずにわが道を行く彼が逆にうらやましくも思えてしまう作品だ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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