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ブライアン・デ・パルマの波瀾万丈の映画人生に迫るドキュメンタリー!

ブライアン・デ・パルマの波瀾万丈の映画人生に迫るドキュメンタリー!
ノア・バームバック&ジェイク・パルトロー

 映画『キャリー』『スカーフェイス』のブライアン・デ・パルマ監督を描いたドキュメンタリー映画『デ・パルマ(原題) / De Palma』について、共同監督ノア・バームバックとジェイク・パルトローがニューヨーク映画祭(N.Y.F.F. 53)で語った。

 デ・パルマ監督はコロンビア大学時代に映画に目覚め、卒業後にロバート・デ・ニーロと共に映画を撮影。その後アルフレッド・ヒッチコック監督をほうふつさせるスリラー作品で自身の地位を確立した。作品によって出来不出来に大きな差があると評されるが、そんな作品群を本人へのインタビューや彼と共に仕事をしたスタッフや俳優たちを通してひもといていく。

 まず、バームバックがデ・パルマ監督に驚かされたことは「彼があらゆる映画形態の中で働いてきたことだ。独立系作品、スタジオの大作、スタジオのシステムの中で描いた個人的な作品、ある降板した監督の代役も務めた。彼はハリウッドのプロの監督として働く上で、あらゆる体験をしてきた。そういった経験がまとめて映画内に存在しているのは面白いと思った」と答えた。

 本作では、デ・パルマ監督は駄作と評された作品も含め、あらゆることを語っているが、語らなかったこともあるのか。「彼はあらゆることを語ってくれた。ただ、僕らもゴシップを引き出すような会話をして、彼を不快にさせることはしなかったと思う。ただ彼の返答によっては、後に質問をし直して掘り下げた箇所もあった。だが最終的には、彼が伝えたい点を強調して製作したつもりだ」とバームバックはデ・パルマ監督を尊重しながら手掛けていたようだ。

 デ・パルマ監督自身は、本作を鑑賞したのか。「彼は撮影時のインタビューも、今作の出来具合もとても喜んでいた」とバームバックが語ると、パルトローは「今作のデ・パルマ監督へのインタビューは、ある意味これまでわれわれがデ・パルマ監督と築き上げてきた友情の延長といえる。撮影も僕の家のリビングで行い、すごく心地よい環境下で撮影していた」と語ると、再びバームバックは「デ・パルマ監督との友人関係を通して、僕らがすでに知っている返答もあったが、今作ではより詳細に彼は語ってくれて、僕らが以前、デ・パルマ監督と話したものとは異なったものになった」と明かした。

 本作によってデ・パルマ監督の波瀾(はらん)万丈の映画人生を鑑賞し、再び彼の作品に回帰したくなる気持ちにさせられた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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