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メル・ギブソンはマゾの一流監督?『アポカリプト』の魅力をライムスター宇多丸が熱弁!

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『アポカリプト』愛を見せたライムスター宇多丸
『アポカリプト』愛を見せたライムスター宇多丸

 ヒップホップグループRhymesterライムスター)の宇多丸が21日、石川県金沢市で開催された「カナザワ映画祭 2015」に、デザイナーでライターの高橋ヨシキと共に出席し、以前から絶賛しているマヤ文明後期が舞台のメル・ギブソン監督作『アポカリプト』の魅力について熱く語った。

【写真】メル・ギブソンのマゾな部分が全開?『パッション』フォトギャラリー

 同映画祭では、「爆音メル・ギブソン」と題して、メルの初主演作品『マッドマックス』と、監督作『パッション』『アポカリプト』を爆音で特集上映。2007年に日本公開された『アポカリプト』は、マヤ帝国の奴隷狩り部隊に村を襲われ捕らわれた主人公が、故郷の村に帰るため、ジャングルからの脱出を目指すさまを描き出す。

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 「今日はメルギブ祭だから!」と意気込む宇多丸は当時、公開に先駆けて観た『アポカリプト』に「これが面白くないなら何が面白いんだ!」と感銘を受けたといい、「さぞかし人が詰めかけているだろうと思って、映画館に行ったら全然入っていなかった。場内にはマヤの歴史作品ということで入った感じの品のいい老夫婦がいて、あぜんとしながら出てきた」と笑顔で振り返った。

 また同作は、無名の俳優を起用し、セリフは全編マヤ語というチャレンジングな企画でもあった。無謀ともいえる挑戦をしたメルについて高橋が、「彼はマゾなんですよ」と切り出すと、宇多丸も「(キリストの最後と復活を描く)『パッション』なんかも信心深さじゃなくて、マゾ感の強い映画でしたもんね」と同意。さらに高橋は、「それでも彼の映画的技術はプロが称賛している。(『マッドマックス』の)ジョージ・ミラー監督なんて、彼は俳優としても素晴らしいが、監督としては格上だと称賛していますからね」と付け加えた。

 公開当時は「しっかりと時代考証がされていないのでは?」という批判の声もあったという同作だが、宇多丸は「多少誇張していたとしても、そこには何らかの裏付けがあるはず。だから僕は本を買ったり、展覧会に行ったりして(マヤ文明について)調べましたよ。僕は『アポカリプト』弁護士ですから!」と宣言。宇多丸ならではの解釈で作品を擁護する姿に会場も大喝采で、終始『アポカリプト』愛にあふれたトークとなった。(取材・文:壬生智裕)

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