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綾瀬はるか&広瀬すず“姉妹”再会も綾瀬の天然発言飛び出す

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笑顔の二人 広瀬すず&綾瀬はるか
笑顔の二人 広瀬すず&綾瀬はるか

 女優の綾瀬はるか広瀬すずが21日、東京都多摩市内で開幕した映画ファンのための祭典「第25回映画祭TAMA CINEMA FORUM」で行われた「第7回TAMA映画賞」授賞式に出席した。二人は映画『海街diary』で姉妹を演じていたが、綾瀬は「すずと会えてうれしいです」と広瀬を見つめると、広瀬も満面の笑みで再会を喜んでいた。

見つめ合う綾瀬と広瀬…授賞式フォトギャラリー

 綾瀬は『海街diary』で最優秀女優賞、広瀬は最優秀新進女優賞を受賞。綾瀬は4姉妹の中でしっかり者の長女を演じたが「自分とは(しっかり者の部分が)かけ離れていると思っていましたが、演じていると『意外と似ている部分があるな』と思った」と新たな自分を発見できた映画だったことを語るも、是枝裕和監督の印象を聞かれると、懸命に説明しようとするが、結局「どういう人だかわかりません」と“しっかりしていない”発言で会場を沸かせていた。

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 一方の広瀬は「この映画は自分にとって初めてガッツリ関わった作品で、たくさん勉強させていただきました」と感謝を述べると、恒例となったプレゼンターのキティちゃんとハグ。さらに「女優としてはまだまだ、これからたくさんのことを経験し、呼吸、そして吸収して映画にそまりたい」と力強く抱負を語った。

 また綾瀬と共に最優秀女優賞を受賞した樹木希林は仕事のためVTRでの出演。「年をとり白髪や肌がたるんでくるのが人間。でも役者はそれが仕事になるので大変効率の良い仕事で、しかもこんな賞をいただけるなんてバンザイでございます」とあいさつすると「今後の予定なんてまったくたちません。後期高齢者になり、まったくややこしい世の中ですが、邪魔にならないように生きていきますよ」と樹木らしい発言で笑いを誘う。それを聞いた映画『あん』で樹木と共演した最優秀男優賞の永瀬正敏は「しわができても、たるんでも使ってもらえるような役者になりたいです」と笑顔を見せていた。

海街diary
この賞を捧げたい!綾野剛

 もう一人の最優秀男優賞の綾野剛は、実に5作品での受賞。それぞれで変幻自在の演技を見せているが「役と向き合うのが大変でした」と心情を吐露。「死なないように決まっている映画を完走したい」と抱負を語ると「僕自身(役に向き合い)闘い抜くことも大事ですが、役を呼吸し皆さんにお届けすることも大事。(携わった作品の)スタッフやキャスト、そしてマネージャーの2人にもこの賞を捧げたいです」と受賞の喜びを締めくくった。(磯部正和)

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「第7回TAMA映画賞」受賞結果は以下の通り
■最優秀作品賞 『海街diary』(是枝裕和監督)、『きみはいい子』(呉美保監督)
■最優秀女優賞 樹木希林(『あん』『駆込み女と駆出し男』『海街diary』)、綾瀬はるか(『海街diary』)
■最優秀男優賞 永瀬正敏(『あん』『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』)、綾野剛(『新宿スワン』『ピース オブ ケイク』『天空の蜂』『ソレダケ/that's it』『S-最後の警官-奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』)
■最優秀新進女優賞 広瀬すず(『海街diary』『バケモノの子』)、杉咲花(『トイレのピエタ』『愛を積むひと』『繕い裁つ人』)
■最優秀新進男優賞 中島歩(『グッド・ストライプス』)、野村周平(『愛を積むひと』『日々ロック』『ビリギャル』『台風のノルダ』)
■最優秀新進監督賞 岨手由貴子監督(『グッド・ストライプス』)、松居大悟監督(『私たちのハァハァ』『ワンダフルワールドエンド』)
■特別賞 塚本晋也監督およびスタッフ・キャスト一同(『野火』)

「第25回映画祭TAMA CINEMA FORUM」は11月21日~29日まで(24日は休映)、東京都多摩市内の3会場4スクリーンで開催

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