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リリー・フランキー、橋口亮輔監督『恋人たち』配給に感心「気概を感じます」

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連日満席のヒット!(左から)橋口亮輔監督、リリー・フランキー
連日満席のヒット!(左から)橋口亮輔監督、リリー・フランキー

 リリー・フランキー橋口亮輔監督が5日、都内で行われた『恋人たち』大ヒット記念トークイベントに来場。11月14日の初日以来、連日満席、立ち見の回が続出するなど、ヒットを記録している同作について語り合った。

【写真】リリー・フランキー、橋口亮輔監督が語る『恋人たち』

 この日も立ち見の出る超満員となり、上映終了後には会場から大きな拍手がわき起こった。「さっき楽屋で拍手の音を聞きましたが、舞台あいさつがない日でも拍手が起こる時があると聞いて。そんなことはあまり聞いたことがなかった。本当にいい映画が完成して良かったですね」と橋口監督をねぎらったリリーは、「実は僕もちょっと出ていたんですけど、気づきました?」と観客に呼びかけ、笑いを誘った。

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 本作に出演するのは、俳優ワークショップからのオーディションで選ばれた新人俳優ばかり。リリーも「橋口さんがワークショップを始めたと聞いて、神経をすり減らしていないかなとか、心配していたんですけど、むしろいきいきしてきて。調子よくなっていて。意外に人との出会いがきっかけでどんどん映画を撮りだして。しかもこんなすばらしい作品で。これを商業映画として出した松竹ブロードキャスティングはすごい。今は、血がダメとかタバコがダメとかいろいろ言われているのに、一番避けたいもののオンパレードで。気概を感じますよね」と感心した様子。

 さらに「橋口さんが映画を撮っていくうちに、どんどん傑作が更新されていくのがすごい」というリリーの言葉に、「今回は彼らありきでしたから。集まってきたメンツが違ったら別の映画になった。制約があってそこに自分のモチーフをどう織り込むか、という条件ありきでしたから」と返答した橋口監督。リリーも「俺も橋口さんも寡作で、バンバン量産するタイプじゃないんで。宿題のように何日でやれと言われるのもいいのかも」と同意する。

 そして「これは日数的にも資金的にも、(商業デビュー作)『二十才の微熱 A TOUCH OF FEVER』と同じ条件で撮っているんです。あのときもシネマアルゴ新宿で公開されて行列ができたんですが、今回も同じようにお客さんが来てくださっているのが不思議ですね」としみじみ語った橋口監督に、「こういうタイプの映画を立ち見で観てくださるというのはすばらしいことですよ。拍手にしてもやっぱり、橋口さんみたいに丁寧に命を削って映画を作っていると応えてくれるんだなと思いました」と晴れ晴れとした顔で付け加えた。(取材・文:壬生智裕)

映画『恋人たち』は公開中

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