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レイ・リオッタが『グッドフェローズ』のキャスティング経緯を語る

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レイ・リオッタ
レイ・リオッタ

 映画『グッドフェローズ』の演技派俳優レイ・リオッタがNBCの新作ドラマ「シェイズ・オブ・ブルー(原題) / Shades of Blue」について語った。

【写真】みんな若い…!『グッドフェローズ』ギャラリー

 本作は、シングルマザーの刑事ハーリー(ジェニファー・ロペス)が、治安のためにはあらゆる手段を使う上司マット警部補(レイ)と組んで事件の捜査をしていたある日、法を犯しているところをFBIに見つかった彼女は、自分の仕事と娘を失わないため情報提供者となり、チームを内部から見張ることになる、というドラマ。映画『パリより愛をこめて』のアディ・ハサックがクリエイターを務めた。

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 テレビ出演の理由は「僕が俳優業を始めた70~80年代の頃は、テレビ番組に出演すると、その後会社の窓際族みたいに映画界から追いやられたものだが、今は多くの映画俳優がケーブル番組への出演を望んでいる。脚本は素晴らしいと思ったが、ジェニファーの作品はあまり観たことがなく、出演に悩んだ。でもアカデミー賞受賞者のバリー・レヴィンソンが、パイロット番組と2エピソードを監督すると聞いて、挑戦することにした」と明かした。

 セットには実際の警官も参加していたそうだ。「幾つかのエピソードは、参加していた警官からアドバイスを受けた。近年、警官の黒人への対応が問題視されているが、一般的にほとんどの警官は良い人で、タフな仕事をこなしている。俳優になったばかりの頃、L.A.の警官のパトロール車に乗せてもらったことがあった。興味深かったが、危険も伴っていたことが印象に残っている。そんな警官たちに敬意を抱いているよ」と語った。

 これまでさまざまな役がらを演じてきたが、『グッドフェローズ』のキャスティングについては「フランスで開催されたドーヴィル・アメリカ映画祭でマーティン・スコセッシを見つけた。彼にしばらく会っていなかった僕は、彼の前に顔を出そうとした。その時、彼は当時物議を醸した映画『最後の誘惑』で来ていて、その題材から多くの脅迫を受けていたためにボディーガードをつけていた。そのボディーガードに僕は引き止められたが、僕は『彼に挨拶したいだけだ』と答えたところ、強面だが謙虚な素振りが『グッドフェローズ』の主人公ヘンリーに似ていると、スコセッシ監督が見いだしてくれた」と明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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