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中国でも人気“覚醒”なるか?『スター・ウォーズ』公開2日で興収62億円の大ヒットスタート

中国でも人気“覚醒”なるか?『スター・ウォーズ』公開2日で興収62億円の大ヒットスタート
中国では1月9日に封切られた『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』 - (C) 2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved

 世界同時公開から遅れること約3週間、1月9日に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が中国で公開初日を迎えた。中国メディアの報道によると、土日となった9~10日の2日間で3億4,400万元(約62億円、1元=18円で計算)を超える興行収入を記録。初日だけで2億1,600万元に上り(レイトショーを含む)、外国映画の初日の成績としては、昨年公開された『ワイルド・スピード SKY MISSION』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に次ぐ歴代3位の好調なスタートを切った。最終的には14億6,500万元をあげた『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に近い興収になると見込まれている。

 公開初日は、全国の興収の70%を占めるぶっちぎりの出足をみせた『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。しかし、中国メディアの映画記者は、「特別な盛り上がりではない。年間50%増の勢いで興行収入全体が伸びている中国市場において、単純に興行成績で昨年の公開作と比較することは難しく、数字だけでヒットの度合いははかれない」と指摘。観客の盛り上がりは、派手なカーアクションと熱心な宣伝活動、そして故・ポール・ウォーカー氏の遺作であるということが呼び水となって爆発的なヒットとなった『ワイルド・スピード SKY MISSION』と比べものにはならず、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』にも劣るというのが実感だという。

 『スター・ウォーズ』シリーズ第1作目が公開された1977年は、中国では文化大革命の時代だった。熱心なファンも存在はするものの、中国全体としてシリーズに愛着を抱く観客は多くはない。中国の映画市場を支えている「90後(ジュウリンホウ)」と呼ばれる1990年代生まれの若者たちにとっては、なおのこと馴染みが薄い。そのため、ディズニーは、男性音楽グループEXOの元メンバーで、現在は俳優・歌手として中国の若者に絶大な人気を誇るルハンを『フォースの覚醒』PR大使に起用。中国版Twitter「微博(ウェイボー)」で1,300万以上のフォロワーを持つルハンの影響力を見込み、SNSでの情報拡散に務めるなど、若者のファンの取り込みに力を入れてきた。

 今年末に全米公開が予定されているスピンオフ第1作『ローグ・ワン:ア・スター・ウォーズ・ストーリー(原題) / Rogue One: A Star Wars Story』には、中華圏のスターであるドニー・イェンとチアン・ウェンが主要キャストとして出演していることがアナウンスされており、中国の映画ファンの『スター・ウォーズ』への期待はむしろこれから高まりそうだ。過去作の要素を巧みに引き継ぎつつ、新しい時代を意識した展開をみせる『フォースの覚醒』は、初めて『スター・ウォーズ』に触れる中国の観客にとってはシリーズへの“入門編”になり得る。まさに今年が中国にとって『スター・ウォーズ』人気“覚醒”の年となるかどうか、動向に注目したい。(新田理恵)


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