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貧困と裕福はどちらが幸せ?神木隆之介&門脇麦の主演映画

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神木隆之介、入江悠監督、門脇麦
神木隆之介、入江悠監督、門脇麦 - (C) 2015「太陽」製作委員会

 神木隆之介門脇麦が主演を務める映画『太陽』の予告編が公開され、貧困と裕福はどちらが幸せかという問いを観ている者に投げかける、荒涼として複雑な価値観が交錯する世界観が明らかになった。

 4月に公開予定の本作は、21世紀初頭に蔓延したウイルスにより人口が激減した世界が舞台。若く健康な肉体と高い知能を有する進化した新人類ノクス(夜に生きる存在)と太陽の下で自由を謳歌しつつも、暮らしは貧しいままの旧人類キュリオ(骨董的存在)の対立が描かれる。貧しい村に生まれ、自身の境遇を呪う青年・奥寺鉄彦を神木、その幼馴染で自分を捨てノクスへと転換した母を持ちながらも前向きに生きる生田結を門脇が演じる。

 公開された予告編は、「まもなく日の出です」というアナウンスがサイレンとともに夜空に響きわたるシーンから始まる。みすぼらしい服に身をつつんだ鉄彦が「来年ノクスになるんだ」と笑顔で誰かに語る一方で、ドラム缶風呂に入っている結は「私ノクスなんかなんないから」とつぶやき、彼らが生きる世界の複雑さを予感させる。

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 前川知大主宰の劇団イキウメによる舞台を『SR サイタマノラッパー』シリーズなどで知られる入江悠監督が映画化した本作。原作の前川は作品の世界観について「キュリオの生活が貧困であることに対し、ノクスの生活は比べものにならないくらい裕福に見えるが、実際はどちらが幸せなのか、生きていると言えるのか。それがこの映画が内包するテーマです」とコメントしている。

 ほとんどのシーンを冬の山で撮影し、過酷なロケだったという本作だが、入江監督は撮影中に印象に残ったことを「木造の古い家屋、囲炉裏、行燈など、見た目には廃墟のようにも見え、ノクス地区の撮影で山を下りると『文明がある!』とまるで、キュリオがノクスの生活を初めて見たときのような驚きを体験出来た」と語っている。(編集部・海江田宗)

映画『太陽』は4月23日より角川シネマ新宿ほか全国公開

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