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MIYAVI、アンジー監督作『アンブロークン』出演は不安だった(1/2)

MIYAVI、アンジー監督作『アンブロークン』出演は不安だった
インタビューに応じたMIYAVI - 写真:秋山博紀

 アンジェリーナ・ジョリーがメガホンを取り、第2次世界大戦で日本軍の捕虜となった実在のオリンピックアスリート、ルイ・ザンペリーニの半生を描いた戦争ドラマ『不屈の男 アンブロークン』で、ルイに非人道的な虐待を加えるワタナベ伍長を演じたミュージシャンのMIYAVIが、本作に出演するのは不安だったと当時の心境を赤裸々に語った。

 「実在した人物を描くということの責任をすごく感じましたし、日本人として、自分の生まれた国のネガティブなサイドを描写することに対してのためらいが正直あったので、最初は引き受けるつもりはなかったんですけど、監督であるアンジーと話をして、何よりもルイのメッセージ、彼の生き方、そして最終的に人を許すという境地に達する一人の人間としての強さを伝えるためであれば、すごく意味があることだと思いました」とオファーを受けた当時を振り返る。

 アンジーの信念に共鳴し、冷酷なワタナベを演じることを決意したMIYAVIは「自分がこの役を全うすれば全うするほど、ルイという人間の強さが浮き彫りになる」と自身の役どころを冷静に分析するも、「怖かったですよ、本当に」と今だからこそ言える本音も吐露。しかし、ルイをはじめ、当時実際に収容所にいた人々にも会い、「みんなその後、日本人の友達ができたりとか、普通に日本食好きだったり、同じ収容所の中でも友情が芽生えたり、後々日本人の女性と恋に落ちて家庭を築いたりというような人もいた」と彼らのたどった境遇に想いを馳せる。「なにより戦争というものを肯定しないということ。人と人が争って、生まれることは何もないということ」。そう語るMIYAVIの顔に不安の影などない。

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次から次へと言葉が溢れてくる様子のMIYAVI - 写真:秋山博紀

 本国アメリカで2014年に公開され、日本では“反日映画”との声も上がり、公開まで時間がかかった本作。「撮影が終わって、プレミアで世界中周って、誰一人としてこの映画を観て、日本を嫌いになった人はいませんよ。日本はこれまで戦争に加担したりとか、お金を稼いだりとかそういう部分はあったかもしれないけど、(第2次世界大戦後に)戦争をしてこなかったという認識が世界中の人にはあって、そこは日本人として誇りに思うべき所だと思う」と海外における“日本”を熱く語る。「(ルイは)アメリカのヒーローじゃなくて、一人の男として、人間としてのヒーローだと思います。それが今回はたまたま舞台が日本だったというだけの話」。


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