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伝説の映画館“シネマライズ”上映納めは『キャロル』だった

伝説の映画館“シネマライズ”上映納めは『キャロル』だった
『キャロル』より - (C) NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED

 1月7日に惜しまれつつ閉館した伝説の映画館“シネマライズ”だが、最後にスクリーンに映し出された映画はトッド・ヘインズ監督の『キャロル』だったことが明らかになった。同作PRのために来日したケイトはその事実を聞き、「それはとても素敵なことだわ! このことはトッド(・ヘインズ監督)にもすぐに教えてあげるわ、きっと喜ぶから。ありがとう、シネマライズ!」と大変感激した様子だったそうだ。

 シネマライズは、『アメリ』『トレインスポッティング』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』『ブエノスアイレス』などなど、数々の先鋭的な作品がロングランを記録し、1986年の開館以来およそ30年に渡り、映画文化の発信地として、映画ファンの聖地ともいえる映画館だった。

 多くの映画ファンが別れを惜しむ中、最後のロードショー作品として上映されたのは、オスカー女優ヘレン・ミレン主演、ナチスに奪われたグスタフ・クリムトの名画をめぐる実話を描いた映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』。しかし、閉館した翌日の1月8日、シネマライズ社長・頼光裕氏らを囲むパーティにやってきた映画業界の人々を観客に上映された映画こそが『キャロル』だった。

 ヘインズ監督の長編映画デビュー作である『ポイズン』(1991)から、ケイト・ブランシェットがベネチア国際映画祭女優賞、ゴールデン・グローブ賞助演女優賞ほかを受賞した『アイム・ノット・ゼア』(2007)まで、ヘインズ監督による長編作品全てを上映してきたシネマライズ。ヘインズ監督の才能を見出し、信じ、注目してきた想いがあり、シネマライズでの本当に最後の上映作品として『キャロル』を選んだのだという。

 本作は1950年代のニューヨークを舞台に、同性ながらも強く惹(ひ)かれ合う禁断の愛情模様を描き出すラブロマンス。第88回アカデミー賞で6部門にノミネートされている本作は、ケイトが主演女優賞、ルーニー・マーラが助演女優賞と、ダブルで女優賞にノミネートされたことでも話題になっている。(編集部・石神恵美子)

映画『キャロル』は2月11日より全国公開


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