シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

香川照之、昔は空回りしていた…西島秀俊とベルリンで会見【第66回ベルリン国際映画祭】

香川照之、昔は空回りしていた…西島秀俊とベルリンで会見
西島秀俊、黒沢清監督、竹内結子、香川照之がベルリン映画祭に登場! - Photo:Yukari Yamaguchi

 現地時間13日、第66回ベルリン国際映画祭でベルリナーレ・スペシャル部門に出品されている映画『クリーピー 偽りの隣人』の西島秀俊、竹内結子、香川照之、黒沢清監督、深澤宏プロデューサーが会見を行った。紅一点の竹内が艶やかな和服姿で会見場に華を添えた。

 前川裕の小説を映画化した本作。大学で教鞭を執る元刑事(西島)が、昔の未解決事件を探るうちに、妻(竹内)が近所付き合いを始めようとしている隣人(香川)の存在が浮かび上がるというスリラーだ。黒沢監督は「身近なところに盲点があるという、誰でも感じる恐怖心を題材にした素晴らしい原作を生かしたいと思いました」と製作の動機を語った。

 主演の西島は本作について「原作が日本で実際に起きた事件を参考にしていると思うのですが、その現代の闇を突き詰める撮影だったと思います」とコメント。黒沢監督はその現代の闇を「日本では映画よりもっと悲惨な事件が起こっています。家族が形だけになり、隙間が出来ている。その隙間に悪意を持った人が侵入すると家族が一気に崩壊してしまう。そういう犯罪が起こっています。原因は根が深いと思います。家族という単位が揺らいでいる」と表現した。

 ただごとではない薄気味悪さで隣人を演じた香川は、サイコパスについて「僕の周りに少なくとも2人はいて、その人たちを思い浮かべて演じましたが、演じ終わってみると意外に普通の人間ではないか、僕の中にも、おそらくどの人にもサイコパス性は備わっているのではないかと今は感じています」と分析。

 黒沢監督とタッグを組んだ1998年の『蛇の道』を振り返った香川は、昔の自分は空回りしていたとして、「軽くあろう、分析はしない、というのが道のりの答えでした。サッカーでいえばボールを逆サイドに振ることができなかった。今は、そうすれば誰か飛び込んできてシュートするんだという思いで演技をしています」と今回の素晴らしいサイコパス役の秘密といえそうな演技論を語った。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

映画『クリーピー 偽りの隣人』は6月18日より全国公開
第66回ベルリン国際映画祭は2月21日まで開催


【関連情報】
関連作品

楽天市場

ブログなどをご利用の方は以下のURLをトラックバックURLとして指定してください。

[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク
  1. 記事
  2. 2016年
  3. 2月
  4. 15日
  5. 香川照之、昔は空回りしていた…西島秀俊とベルリンで会見