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“有村架純の妹分”松本穂香、芸能界デビュー1年を振り返る「夢は宮藤官九郎作品」

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松本穂香
松本穂香 - 写真:名鹿祥史

 広末涼子有村架純らを輩出した芸能プロダクションFLaMme (フラーム)に所属し、「有村架純の妹分」として話題の新人女優・松本穂香(19)が初主演舞台の公演を前に、芸能界デビュー後の1年を振り返った。

 地元大阪で高校時代から演劇部に所属。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」を見て芸能界への憧れを抱き、デビューして丸一年。「演技を始めたときはまだ高校生。まだ甘えのようなものがあったと思いますが、上京して一年が過ぎて、今はやりたいことをやるために何でも頑張ろうって思っています」と笑顔を見せる。

 「あまちゃん」でブレイクした有村は所属事務所の先輩で、有村主演の月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」でも介護施設の同僚役として共演しているが、「自分にとってすごくかっこいい存在」とその印象を明かす。「同じ関西出身なので関西弁で話しかけてくださって、わたしの人見知りな性格もきちんとわかってくださる。人として本当に素晴らしい人」としみじみ。

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ヨミガエラセ屋
松本の初舞台「ヨミガエラセ屋」ビジュアル

 有村に自分を重ねる部分もあるといい「勝手に思っていることではありますが(笑)、考え方とか似ているところがあるなって」と述べ、「もっと個性を出して頑張っていってほしい」と有村からアドバイスをもらったことをうれしそうに述懐。「有村架純の妹分」と呼ばれることについては「(そのフレーズで)覚えてくださるのはありがたいですが、そこで終わってしまってはダメだなって思います」と気を引き締めた。

 目標とする女優については満島ひかりの名を挙げ、「芯がきちんとあって、力強くて、声だけで泣かせるような演技力を持っていらっしゃる。ああ、すごいなって。いつかお会いできたら」と羨望の眼差し。「あまちゃん」の脚本を担当した宮藤官九郎の作品にもいつか出演したい願望があるといい、「まさに夢です」と頬を緩ませる。

 控える初主演舞台は死んだ人間の過去を追跡調査し、3Dの立体ホログラム映像として復元することで事件解明に挑む探偵事務所を舞台にしたコメディータッチのサスペンス。「部活以外の舞台に出るのは初めて。ご一緒するのもプロの役者さんばかりなので、緊張します」と不安を明かすも、「とにかくいろんなことを吸収していこうと思っています。気を張り過ぎず抜かず、頑張りたいです」とニッコリ。舞台を終えたころに「もっと存在感のある女優に成長できれば」と力強く意気込みを語った。(取材・文:名鹿祥史)

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松本穂香(まつもとほのか)
1997年大阪府出身。2015年、ロッテのWEBショートムービー LOTTE SWEET FILMS「MY NAME」の主演を務め、『風に立つライオン』で長編映画デビュー。2016年はミュージシャン、sakuのセカンドシングル「春色ラブソング」のミュージックビデオやワコールのWEBショートムービーに出演しているほか、初のテレビドラマ&舞台にも挑戦。

「ヨミガエラセ屋」は3月30日~4月3日まで新宿村LIVEで上演
前売りチケット5,500円(税込み)は公式サイトほかで発売中

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