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ジョン・レノンの息子が音楽を担当したホラー作品とは?

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ルイーザ・クラウゼとジョーダン・ガランド監督
ルイーザ・クラウゼとジョーダン・ガランド監督

 日本人の血を引く米女優ルイーザ・クラウゼが、主演作『アヴァズ・ポゼッションズ(原題) / Ava’s Possessions』について、2月29日(現地時間)ニューヨークのNyloホテルで行われた単独取材で、ジョーダン・ガランド監督と共に語った。

 本作は、悪魔に取りつかれたアヴァがさまざまな事件を引き起こすが、記憶喪失になったことから、過去に悪魔に取りつかれた人が集まるスピリチュアルグループへの参加を弁護士から義務付けられ、刑務所行きを免除されるものの、その会合と友人関係を通して恐ろしい過去の記憶がよみがえってくるというストーリー。ルイーザの父親は沖縄生まれの日米のハーフで、彼女の祖母は現在も沖縄に住んでいるそうだ。ミュージシャンとして活躍するジョーダン・ガランドがメガホンを取った。

 ルイーザは、今作の魅力について「まず、ストーリーの冒頭の構成が気に入ったわ。それはかなりユニークなものだった。さらにジョーダンから、影響を受けた映画作品に対する愛を聞き、彼が非常にスマートな人だとわかった。彼が特定したアイデアを通して、私もそんな作品に関わりたいと思った。それで彼の脚本を指針として、彼のアイデアを基にした会話に女優として頼ることができた」と、監督に全幅の信頼を置いたことを語った。

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 ホラー主体の作品でありながら、コメディー要素やミステリー要素も含まれている点について、ジョーダンは「今作のような映画は、それぞれのジャンルを詳細に示すことが大切。それと同様に俳優の演技も大事で、出演者全てがそれぞれのジャンルが持つトーンを意識しながら演じられるかも重要になる。これまでホラーコメディーはたくさんあったが、さらにそこにミステリーな要素を追加すると、コメディーはあえて強調せずに、現実味のある笑いにして、キャラクター同士が笑い合ったりすることもないように描いた」と説明した。

 ジョン・レノンさんの息子、ショーン・レノンが今作の作曲を担当している。ジョーダンは「僕が Dopo Yume というバンドを持っていた1998年に彼に会った。彼は僕のバンドを彼のツアーに参加させてくれて、僕らは友人になり、後に彼とは頻繁にセッションもしたりした。それから彼が僕の監督デビュー作の作曲をしてくれて、今作で長編3作目のタッグとなるが、特に今回の仕事は楽しかった。なぜなら、ショーンは多くの良いアイデアを持っていて、これまでの作品を通して何が機能するか、しないか、お互いが事前にわかっていたからだ」と明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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