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藤原竜也が語る“漫画原作モノ”の難しさ「埋められない行間ある」(1/2)

藤原竜也が語る“漫画原作モノ”の難しさ「埋められない行間ある」
藤原竜也と有村架純(撮影:平岩亨)

 映画『DEATH NOTE デスノート』や『カイジ』シリーズなどで漫画実写化を経験してきた藤原竜也が、3月19日公開の映画『僕だけがいない街』で再び“漫画原作モノ”に挑んだ。漫画の世界をどう実写で表現するのかに加え、まだ完結していなかった原作をどう映画化するのかという問題もあった本作。主人公・悟を演じた藤原がヒロインの有村架純と共に、漫画原作だからこその難しさを語った。

 本作は、「マンガ大賞」や「このマンガがすごい!」にランクインし、テレビアニメ化もされた三部けいによる原作を、テレビドラマ「JIN -仁-」「天皇の料理番」の平川雄一朗監督が実写映画化した本格ミステリー。藤原演じる主人公の悟は時間が巻き戻る“リバイバル”と呼ばれる特殊能力を持ち、直後に起こる事件や事故の原因が取り除かれるまで、その直前に何度もタイムスリップしてしまう。

 そんな悟自身が18年前に遭遇した連続誘拐殺人事件の謎を追うことになる複雑な構造の物語で主演を務めた藤原は、「“リバイバル”という現象を描写するために何度も同じ場面を演じなきゃいけなくて。どういうふうにつながるんだろうと思いながら撮影していました」と振り返り、「漫画原作モノって難しいんですよね」と打ち明ける。

藤原竜也
「なかなか埋められない“行間”がある」

 「決して否定的な意味ではなく」と前置きした上で、「僕ら役者が生身で演じると腑に落ちない部分や、なかなか埋められない“行間”というのがどうしてもあるものなんです。俳優はお芝居とはいえ、ウソをつくわけにはいきませんし」と言い切る藤原。「架純ちゃんはいかにそうした“行間”をナチュラルに埋めるか、いつでも監督と話し合っていました」とその女優魂に賛辞を贈った。

 そうして完成した映画には「映画としてどう成立させるのか? それが多くの原作ファンが抱いた思いのはずです。そうした思いを大きく裏切ることなく、原作ファンの方にも受け入れていただける作品を目指して平川監督をはじめ、みんなで作ったのだなあという感慨がありました」と確かな手応えを感じた様子。その結末についても「もちろん未完の原作を完結した映画にするには、いろいろな意見があっていいと思うし、この映画の結末については監督が判断したものですから」と満足げだ。

 一方、「キャラクターの見え方などを監督といろいろ話し合った」という有村も、「わたしは見終えたあとに切なさが残りました。“切ない”なんて簡単な言葉で、嘘くさく聞こえちゃうかもしれないですけど、何かこう、大事にしたいものがいっぱい詰まっているなって。結末を知るとタイトルについても、ああそういう意味だったんだ! と腑に落ちるところがあったんですよね」と続けた。


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