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帝王マイルス・デイヴィスの休業から復帰に焦点を当てたドン・チードル

帝王マイルス・デイヴィスの休業から復帰に焦点を当てたドン・チードル
脚本・監督・主演を務めたドン・チードル

 映画『ホテル・ルワンダ』の演技派俳優ドン・チードルが、新作『マイルス・アヘッド(原題) / Miles Ahead』について、3月21日(現地時間)にニューヨークのリンカーン・センターで行われたQ&Aで語った。

 本作は、モダンジャズの帝王マイルス・デイヴィスさん(ドン)の1979年の一時的な休業と、音楽活動を再開するまでの過程に焦点を当てた作品。ローリングストーン誌の記者デイヴ・ブリル(ユアン・マクレガー)との出会いやフランシス・テイラー(エマヤツィ・コーリナルディ)との結婚、復帰までのトラブルを交錯させて描いている。ドンが脚本・監督・主演を務めた。

 マイルスさんとの出会いについて「僕がマイルスに興味を持ったのはキャノンボール・アダレイ(ジャズのアルトサックス奏者)からで、それが理由で学校でも僕はアルトサックスを演奏していた。僕が聴いていた頃のレコード・プレイヤーのスピードには、まだ78回転(SP盤)があって、そのプレイヤーでキャノンボールのソロ演奏をあえて毎分33 1/3回転(LP盤)のスピードで聴きながら、自分も演奏していた。ある日、両親から『キャノンボールはマイルスとよく組んでいる』と聞き、マイルスを知ったんだ」と明かした。

 また、伝記映画として描きたくはなかったそうだ。「マイルスが2006年にロック殿堂入りした際に、彼のおいのヴィンス・ウィルバーンJr.がマイルスの伝記映画についてのインタビューで、(出演依頼される前に)『ドン・チードルがマイルスを演じる』と答えていた。もちろん、僕はその役を求めていたり、死ぬまでに演じたいとも思っていなかったが、あれが僕への宣言となった。その後マイルスの家族に会い彼らからアイデアを聞いたが、それらは標準的な伝記映画に思え、僕は全く興味がなかった。そこで僕は彼の野性的で、表現力豊かで、印象的な体験を描きたいと伝えると、誰かがそんな脚本を書いたら製作しようと言われ、僕が脚本を書くことになった」と明かした。

 記者デイヴについて「デイヴはマイルスがおよそ5年間休業状態で、トランペットも演奏しなかった時期に、マイルスの人生に入り込んできた。この期間に彼は(シークレット)セッションを行ったことがあり、録音されたが誰も聞いたことのない音源だ。そんな時期に、多くの人が彼のもとに集まり真実を探ろうとした。デイヴもその頃は、マイルスの死亡記事を書くのか、カムバックの記事を書くのかわからなかったんだ」と答えた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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