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80年代のスター女優シンシア・ギブが語る人身売買を描いた映画とは?

80年代のスター女優シンシア・ギブが語る人身売買を描いた映画とは?
シンシア・ギブ(2008年撮影) - Bobby Bank / WireImage / Getty Images

 テレビシリーズ「フェーム/青春の旅立ち」のシンシア・ギブが、ニューヨークで開催された Socially Relevant Film Festival New York のオープニングナイト作品『ケイジド・ノー・モア(原題) / Caged No More』について、3月31日(現地時間)にニューヨークで行われた電話インタビューで語った。

 本作は、人身売買のために海外で売られそうになった女性の実話を基にした作品。家庭内暴力で自殺したマーシーの夫ジャックはドラッグで借金を抱え、自分の娘たちをギリシャで人身売買に利用しようとする。マーシーの名付け親アギーは、彼女たちを取り戻すため、ジャックの双子の兄弟リチャードに協力を求める。シンシアはリチャードの妻を演じた。

 出演経緯について「今作に関わるまで、人身売買がこれほどまで米国社会にまん延しているとは知らなかった。子供ができる前にはよく海外旅行に行き、発展途上国の人身売買の話は聞いていた。22歳の時に訪れたタイでは、親が自分の子供を街の性産業に売買する事実を知って恐怖を感じたのを覚えているわ。現在、3人の子供を持つわたしは、突然自分の子供が道で誘拐され、人身売買に利用されたらと想像するだけで恐ろしく、今後われわれは意識を高めながら行動を取り、問題解決をしなければならないと思った」と答えた。

 リサーチ過程について「今作は急きょオファーされたため、被害者などには事前に話を聞くことができなかったけれど、撮影が行われたルイジアナ州で人身売買の被害にあった女性たちと彼女らを助ける機関の女性とセットで話が聞けた。その女性は被害者を(売春宿から)救い出すことだけでなくリハビリも行っていて、被害者に安息の場を与え、安静にさせてから、合法的な別の仕事を探す手伝いもしていた。彼女は被害者とは一対一で接し、その被害者のことはプライベートであるため、われわれに語ることはなかった」と説明した。

 なぜ実の親が子供を人身売買に利用するのだろうか。「発展途上国のように何かをしなければ自分が食べていけない状態ならば、当然反対だけれど、悲惨な事実として受け入れられる。でもアメリカのような国でも起きているのは信じがたいけれど、今作でも描かれているようにドラッグ依存症になった人が、子供を人身売買に利用するの。観客は、ドラッグ依存症になった人が、どんなことでもするという現実に驚かされるわ」と答えた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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