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伊映画祭、行政圧力受ける釜山国際映画祭にエール「自由をあきらめません」

伊映画祭、行政圧力受ける釜山国際映画祭にエール「自由をあきらめません」
サブリナ・バラチェッティとジョニー・トー監督

 第18回ウディネ・ファーイースト映画祭が22日(現地時間)に北イタリアで開幕し、映画祭最高責任者のサブリナ・バラチェッティは、昨今国際映画祭を揺るがせている映画祭の独立性について、「わたしたちは自由をあきらめません」と語り、上映作品をめぐり行政から圧力を受けている釜山国際映画祭にエールを送った。

 釜山国際映画祭は2014年開催時に、旅客船セウォル号沈没事件をめぐって韓国政府の対応の問題点を告発したドキュメンタリー映画『ダイビング・ベル(原題)』を、釜山市からの上映中止要請を無視して上映したことから、釜山市のみならず政府からも助成金削減などの圧力を受けている。サブリナはステージ上で、釜山国際映画祭にエールを送ると同時に共闘を誓った。

 オープニングセレモニーには、オープニング作品の香港映画『トリビア(英題) / Trivia』のプロデューサーであるジョニー・トー監督が登壇。同映画祭は、町の映画館で行われるトー監督特集からスタートしており、映画祭成長の恩人ともいえる存在の登場に、約1,200人で満席となった会場は大いに盛り上がった。

 本映画祭は、イタリアではめったに見られないアジアの娯楽映画をヨーロッパに紹介することを目的とし、幅広いジャンルの映画作品を選出。今年は日本から、黒沢清監督作『クリーピー 偽りの隣人』、中村義洋監督作『残穢【ざんえ】−住んではいけない部屋−』など11作品を上映。ゲストとして、『モヒカン故郷に帰る』(公開中)から主演の松田龍平と沖田修一監督、『ヒメアノ~ル』(5月28日公開)から主演の森田剛、吉田恵輔監督、『高台家の人々』(6月4日公開)から斎藤工が招かれている。

 また、「BEYOND GODZILLA: ALTERNATIVE FUTURES AND FANTASIES IN JAPANESE CINEMA」と題し日本のファンタスティック映画をフィーチャーした特集では、『HOUSE ハウス』(1977)、『ねらわれた学園』(1981)、『転校生』(1982)、『時をかける少女』(1983)といった大林宣彦監督作品をはじめ、本多猪四郎監督の『地球防衛軍』(1957)から金子修介監督作『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』(1999)までユニークなラインナップが話題となっている。(取材・文:中山治美)

第18回ウディネ・ファーイースト映画祭は30日(現地時間)まで開催


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