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ジョディ・フォスター、母親と通った映画館が自分にとっての映画学校(1/3)

ジョディ・フォスター、母親と通った映画館が自分にとっての映画学校
出演者のジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツと楽しく談笑するジョディ・フォスター監督

 映画『羊たちの沈黙』『告発の行方』で2度のオスカーに輝いた女優ジョディ・フォスターが、ジョージ・クルーニーを主演に迎えた新作映画『マネーモンスター』で監督を務め、本作のテーマや監督としての原点までを語った。(編集部:下村麻美)※昨年メキシコ、カンクンにて行われた『マネーモンスター』記者会見より

 女優だけでなく、監督としても活躍するジョディは、映画『リトルマン・テイト』をはじめ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」(シーズン2)など、ドラマを含めれば監督としてのキャリアも数多く、その評価も高い。広い額の人物は頭がいいという俗説のとおり頭の回転のいい彼女は、演出もまたスマート。数々の伏線を張りめぐらしつつも観客にわかりやすく、一つのテーマに向かい、ユーモアも盛り込む。こむずかしいアートではなく“THE映画”を観せてくれる。映画『マネーモンスター』も経済というとっつきにくい題材をベースにしながらも、スリラー娯楽映画として最後まで観客の心をつかみ続ける。

人間の失敗がテーマ

 『マネーモンスター』というタイトルからして、金融、経済映画を想起するが、ジョディはそれを否定する。

「金融界はこの映画で、ただの背景にすぎないの。この映画はもっと大きなテーマ……つまり、人間性について語ろうとする。私がこの映画で、また人生で、もっともおもしろいと思うことは、失敗。そして私たちはそれにどう対処するのか。私たちは、どのように、失敗したという気持ちに駆り立てられるのか。そして、失敗した人間が、不完全な形でいる時、人と出会うとその関係はどんなものになるのか。その物語を、今日の金融界を舞台に語るのよ。そこでは速いスピードで行われるコンピュータや取引、そして人間の手に任されていないテクノロジーなどについて語られる。つまり、人間の失敗を、テクノロジーの世界で語るわけで、私はそこに魅力を感じたの」

 『マネーモンスター』でスポットがあてられているのは、人間の感情。そしてそれらが絡み合うことで起きる数々のトラブルをスリラーとして昇華させ、スピーディーな展開で最後まで観客をぐいぐい引き込む。ジョディにとっても監督として、これは新しい試みだったという。

「警官とか……私がこれまでの映画で出してきたことのないものを出してくることもできたし。だけど、私は、スリラー映画にたくさん出てきたし、人々が本当に愛するこのジャンルに私も監督として参加できたのはうれしいわ」


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