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『バクマン。』イタリア上映で大歓声!「ブラボー!」の声に大根仁監督も喜び!

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再訪を誓った大根仁監督
再訪を誓った大根仁監督

 佐藤健神木隆之介が共演した映画『バクマン。』が24日(現地時間)、イタリアで開催中の第18回ウディネ・ファーイースト映画祭でヨーロッパ初上映を迎えた。会場は「ブラボー!」の声が飛び交うほどの熱狂ぶりで、現地入りしていた大根仁監督は「あくまで日本のマーケットを考えて作った作品だったので、それがこうしてイタリアで受け入れてもらえて良かった」と頬をほころばせていた。

 同名人気コミックを実写化した本作は、漫画に情熱をかける高校生2人組の青春ドラマ。漫画制作シーンが多いため動きが少ない作品になりかねないところを、サカナクションの音楽が融合し躍動感あふれる作品に仕上がっている。娯楽作品は賞レースでなかなか評価されにくいが、第39回日本アカデミー賞で優秀監督賞ほか6部門の優秀賞に輝き、作品部門で話題賞を獲得した。

 25日(現地時間)に行われたトークイベントでは、大根監督は原作に惹かれた理由について、「日本の中で世界に通じるカルチャーというのは、残念ながら音楽でも映画でもなく、漫画だと思っています。しかも、米国のマーベルのようなヒーローものではない様々なジャンル(の作品)が、漫画において発展している。それが興味深いと思いました」と明かした。

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 実際にウディネでも、映画祭と同時開催されるコスプレ大会を見ると、「ドラえもん」から「進撃の巨人」まで日本の漫画をモチーフにしたコスプレ姿の参加者が多く、漫画やアニメのワークショップはいずれも盛況だ。

 大根監督は、イタリアで日本の漫画の人気を肌で実感したといい、「欧州でも『キャプテン翼』や『ドラゴンボール』は皆さんご存知。日本国内でしか伝わらないと思っていた表現が欧州でも喜ばれている。浮世絵が欧州の美術に影響を与えたのに近いかもしれません」と語っていた。

 同作は、健闘しながらも諸々の理由から既成の映画賞で受賞に至らなかった作品やキャストらにスポットを当てる日本映画プロフェッショナル大賞で、2015年度の作品賞に選ばれており、大根監督は5月3日(日本時間)の授賞式に参加予定。ウディネを後にするのが余程名残惜しかったのか、イベントの終盤では「『SCOOP!』(10月1日公開)という新作があります。またウディネに来たいので、これからはこの時期のスケジュールを空けておくようにします」と再訪を誓っていた。(取材・文:中山治美)

第18回ウディネ・ファーイースト映画祭は4月30日(現地時間)まで開催

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