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演出家・蜷川幸雄さん死去 娘・実花さん「最期まで闘い続けたかっこいい父でした」

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亡くなった蜷川幸雄さん - 写真は2015年に撮影したもの
亡くなった蜷川幸雄さん - 写真は2015年に撮影したもの

 数多くの舞台作品を手掛け、「世界のニナガワ」と国内外から高い評価を受けていた演出家の蜷川幸雄さんが亡くなったと、娘で写真家・映画監督の蜷川実花さんが自身のInstagramで明かした。80歳だった。

【写真】蜷川幸雄さん監督・脚本作品『蛇にピアス』

 蜷川実花さんは、Instagramに「今日、父が逝ってしまいました。最期まで闘い続けたかっこいい父でした。父の娘でいられたことを誇りに思います」とコメント。同投稿には、蜷川幸雄さんの死を悼む声が相次いでいる。

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 蜷川幸雄さんは1935年10月15日、埼玉県川口市生まれ。1955年に劇団青俳に入団し、1968年に劇団現代人劇場を創立。舞台「真情あふるる軽薄さ」(1969年)で演出家デビューしてからは、数々の舞台を演出。「王女メディア」「NINAGAWAマクベス」などの海外公演でも成功を収めた。2001年に紫綬褒章、2004年に文化功労者、2010年に文化勲章を受章。また舞台作品だけではなく、『蛇にピアス』『青の炎』『嗤う伊右衛門』などの映画作品も手掛けた。

 蜷川幸雄さんは今年1月に、軽度の肺炎と診断され入院。2月に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場で上演予定だった演出舞台「蜷の綿(になのわた)-Nina's Cotton-」を延期していた。(編集部・井本早紀)

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