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超有名シェフが語るミシュランの星の影響力…話題作『二ツ星の料理人』とは?

超有名シェフが語るミシュランの星の影響力…話題作『二ツ星の料理人』とは?
怒鳴っても意味ない。 - マリオ・バターリ

 イタリア料理の鉄人としてテレビ番組に出演していたシェフのマリオ・バターリが、ブラッドリー・クーパー主演作『二ツ星の料理人』(日本公開中)について、2015年10月20日(現地時間)にニューヨークで行われた記者会見で語った。

 本作は、一流の腕を持ちながらトラブルを起こして転落した元二ツ星シェフのアダム(ブラッドリー)が新天地ロンドンで三ツ星獲得を目指して奮闘するドラマ。マリオは本作の料理の監修を行った。

 レストランに来る料理評論家について「今日では、ソーシャルメディアでの一般人の意見がレストランの評価を下しているように見えるが、今でもニューヨーク・タイムズ紙など新聞社による料理評論家の評価が、レストランの将来を左右する。確かに世界中を飛び回る客のレストランの評価も価値がないわけではないが、ミシュランの星の数が多いほど、それらのレストランの料理人は、一般客の批判には『黙れ!』という感じだ。新聞の評価こそが、大きなビジネスをもたらすことも事実だ。今作はそんな評価のために、シェフがいかに懸命に働き、いかに苦しんでいるかが描かれている」とミシュランのレストラン事情を語った。

 今作ではブラッドリー演じるアダムが、キッチンでかんしゃくを起こすシーンがある。「シェフとして分別をわきまえると、怒鳴ることが共に働くシェフの作業に対して、最も効果的なやり方でないことがわかる。むしろ、小声で耳に語りかける方がシェフにとっては効果的だ。僕が自分のレストランで同僚シェフに怒鳴っていたときは、あとでキッチンの後ろで怒鳴った相手に自分がバカだったと謝ってしまい、結局その前に怒鳴ったことさえも、意味を失ってしまった」と後悔したそうだ。

 ダイニング・テーブルに座る客が理解してないことは、「例えば、僕の家族がアペタイザーを食べ終えて、5分ほど(テーブルの後片付けを行う)バスボーイはその様子を見てから皿を下げに行き、次のディッシュを出す手配をするが、もし僕の妻や子供が、そのアペタイザーに残っていたものを、バスボーイが下げる瞬間にまた食べ始めたとしたら、次のディッシュを準備していたシェフたちは、その作業を後にずらさなければいけなくなる」と明かした。一番おいしいタイミングで出すのは大変なようだ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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