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『東京喰種』原作者語る!実写化は「窪田正孝すごい」が成功

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原作者にもいろいろな思いが。
原作者にもいろいろな思いが。 - (C) 石田スイ/集英社 (C) 「東京喰種」製作委員会

 主演を窪田正孝、ヒロインを清水富美加が務めることが発表された映画『東京喰種』の原作漫画「東京喰種トーキョーグール」の作者・石田スイが実写化、出演キャストへの思いを赤裸々に語った。

 人を喰う怪人“喰種”(グール)と人間が共存する東京を舞台に、平凡な大学生・カネキの数奇な運命を描く同作。累計発行部数1,800万部を超える人気作が、ファンからの熱い注目を浴びる中で実写映画化される。キャストはさまざまな憶測を呼んでいたが、この度、主人公の金木研(カネキ)を窪田、ヒロインの霧嶋董香(トーカ)を清水が演じることが正式に明かされた。

 映画『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』(2011)をきっかけに窪田の存在を知ったという石田。「作業をしているときに一瞬だけ、映画のCMが目に入って、窪田さんは涙を流す演技をされていたのですが、その数秒でもう『この人すごい』と衝撃を受けたのを覚えております」と当時を振り返り、「演技のすばらしさはもちろん、『カネキが実際にこの世界にいたらこういう感じ』というキャラのイメージぴったりのお姿で。『東京喰種』の連載が始まって、本当にすぐの出来事だったので、窪田さんの存在はそれからずっと気になっており、テレビや映画などで拝見するたびに、活躍をうれしく思っておりました」とどこか縁を感じるエピソードを明かした。

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 さらに続けられた、「窪田さんのすごさは、皆さんにもすでにバレつつあるとは思うのですが、自分の作品を踏み台にして、さらに『窪田正孝すごい』という事を知っていただけると、映画化はうまくいったと言ってもいいのではないかなと、個人的には思っております」という言葉の裏には、窪田への大きな信頼と期待がうかがえる。

 清水については、「どう演じられるのか想像がついておりません」と言うも、「その部分に、『どうなるかわからないけど面白そう』という興味を抱きまして、自分が推させていただきました」と明かす。また、「言及して良いものかわかりませんが、正式にオファーさせていただいた際に、トーカを演る上で、ひとつこちらから“無理”をお願いしまして、清水さんがそれを受けてくださったとお聞きしました。そこに清水さんの強い意志を感じましたし、トーカに通じる部分を持っていらっしゃるように思いました」というが、清水に課せられた“無理”とは何なのだろうか。

 そして、「どこかでも発言しましたが、実写化に関して、もちろん不安はあります」と吐露すると、「映画の製作側の方々が本当に根気よく、原作者である自分の意見を聞いてくださっていて、自身の不安は少しずつですが取り除かれました。ものをつくる環境としては、とても健全な場所だなと感じておりますし、本来そうあるべきだと思います。しかし、それによって映画が良くなるのかはわかりませんし、結局ダメになっちゃうかもしれません。ただ、個人的な望みを申し上げれば、『健全な環境でつくればちゃんと良いものが出来るんだ』ということを、監督の萩原健太郎さんには、証明していただければ良いな、と願っております」と率直に語った。

 最後に石田は、「まさかこの人が…」というキャストも中には紛れ込んでいるとも明かしている。(編集部・小山美咲)

映画『東京喰種』は2017年夏全国公開

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