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行定勲監督、美しい熊本に思い馳せる(1/2)

行定勲監督、美しい熊本に思い馳せる
美しい熊本を捉えた行定勲監督

 6月2日より東京・横浜で開催されていた国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016」(SSFF&ASIA2016)が26日に閉幕し、都内で行われたクロージングセレモニーでは「観光映像大賞(観光庁長官賞)」に輝いた行定勲監督の新作『うつくしいひと』の特別上映と、行定監督、橋本愛、姜尚中、高良健吾、米村亮太朗、くまモンらによるスペシャルトークショーが催されて華やかなフィナーレとなった。

 エントリー総数612作の中から選ばれた『うつくしいひと』は、熊本ゆかりの映画監督、俳優、著名人が連携し、熊本の素晴らしさを映画でアピールすることを目的とする「くまもと映画プロジェクト」により製作された作品。去年10月に撮影され、SSFF&ASIA2016でのプレミア上映が決まった後、今年の4月14日に熊本地震が起こった。物語は熊本出身の映画監督(姜)がロケハンで訪れた熊本で若い女性(橋本)と出会い青春時代の恋をオーバーラップさせるラブストーリーで、熊本城、夏目漱石旧居、江津湖、菊池渓谷など、熊本の美しい風景が随所に盛り込まれている。

 行定監督は「震災後、全国140か所で(本作の)チャリティー上映が実現し、感動的でした。義援金を送っていただき通常のプログラムを休みにして上映してくれた劇場館主の方もいて、しかもどの会場も満員。熊本出身の方は涙を流して観てくれていた」とこの数か月を振り返り「ここに映っている風景の70%はもうその姿を変えてしまいました。だからこれを熊本の方たちに観せるのはどうかなと思ったこともありました」と胸中を明かす。

画像テキスト
行定監督、橋本愛、姜尚中、高良健吾、米村亮太朗

 主演の橋本は「去年の時点では行定作品に出られるのが嬉しいという自己満足に近い気持ちでしたが、この映画がなければ(震災後の)自分は手も足も出ていなかった。いま物理的なお手伝いができて、熊本への橋渡しができていることを光栄に思います」とコメント。本作で俳優デビューの姜は「通行人Aのつもりで参加したのに、セリフの数が多くて……」と会場を笑わせ、続く高良が「『震災後』をまたこのチームで撮ってみたい」と意欲を見せると、行定監督は「1カットを大事に撮ってきたつもりですが、今は余計に(本作で)一瞬を永遠にすることができたと思う」と熊本の風景に思いを馳せるようだった。本作は6月11日からはdTV、ゲオチャンネル、GYAO!ストアなど、インターネットでのチャリティー有料配信がスタート。また全国でのチャリティー上映会も多数予定されている。


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