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主演はハリウッド版『攻殻機動隊』バトー役俳優!アカデミー賞候補作が7月プレミア上映

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戦場でのある判断が一人の男の人生を一変させるアカデミー賞ノミネート作『ある戦争』
戦場でのある判断が一人の男の人生を一変させるアカデミー賞ノミネート作『ある戦争』 - (C)2015 NORDISK FILM PRODUCTION A/S

 第88回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたデンマーク映画『ある戦争』が、10月の公開に先駆け7月30日に都内でプレミア上映されることが決定した。本作は、アフガニスタンの平和維持のために駐留するデンマーク軍の部隊長を主人公にした物語で、ハリウッド実写版『攻殻機動隊』の主要キャラ、バトー役に抜擢されたデンマーク人俳優ピルー・アスベックが主人公を演じる。

 タリバンの襲撃を受け、部下を守るため、敵が攻撃していると思われる地区の空爆命令を行うデンマーク軍の部隊長クラウス。しかしその結果、子供を含めた11名の民間人の命が失われ、彼は軍法会議にかけられることになる。罪のない犠牲者を出した罪悪感と、部下を守るために不可欠だった決断のはざまで苦悩するなか、結審の日が迫る……。

 極限状況に置かれた男の生々しい心理を戦地と法廷の二つのシチュエーションで描いた本作の監督を務めたのは、『偽りなき者』(2012)、『光のほうへ』(2010)などトマス・ヴィンターベア監督作品の脚本家として知られるトビアス・リンホルム。多発する海賊事件を題材にした長編監督第2作『シージャック』(2012)が第25回東京国際映画祭コンペティション部門で上映されているが、監督作が日本で劇場公開されるのはこれが初となる。

 本作は10月8日より新宿シネマカリテを皮切りに公開されることが決定しており、同劇場で7月16日より開催されるミニシアター系作品の特集上映「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」内でいち早くお披露目される。上映日の7月30日にはブロードキャスターのピーター・バラカンをゲストに迎えたトークショーも実施予定。(編集部・石井百合子)

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