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「仮面ライダーW」飛鳥凛、脱ぎの新境地…中田秀夫監督初ロマンポルノ

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飛鳥凛が、現代女性としての心の震えを繊細に表現 映画『ホワイトリリー』より
飛鳥凛が、現代女性としての心の震えを繊細に表現 映画『ホワイトリリー』より - (C)2016日活

 『リング』などの中田秀夫監督が古巣の日活で初挑戦するロマンポルノ映画『ホワイトリリー』のヒロインに、「仮面ライダーW(ダブル)」や「そして、誰もいなくなった」に出演している女優・飛鳥凛が抜てきされた。飛鳥は同作でレズビアンの女性を演じ、初のラブシーン、そしてヌードに挑む。

【写真】飛鳥凛の色気がとまらない……『ホワイトリリー』

 『ホワイトリリー』は、ロマンポルノの生誕45周年を記念し、28年ぶりに完全オリジナルの新作を公開するべく企画されたロマンポルノリブートプロジェクトの一つとして製作。塩田明彦監督、白石和彌監督、園子温監督、行定勲監督ら第一線で活躍する監督たちが参加する同企画で、中田監督は、歪んだ愛の果てにある女同士の究極の純愛をテーマに選んだ。

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 「物理的な到達点を目指す男女の交わりではなく、エモーショナルな交わり合いを描く女性同士のラブシーンのほうが美しく耽美的に撮ることができるだろうと考えた」という中田監督の演出の下、飛鳥がふんするのはレズビアンの女性・はるか。登紀子という女性と共に、傷ついた過去をなぐさめあうように寄り添い生きていた彼女。だがある日、秘密に踏み込んできた男・悟の存在をきっかけに、彼女たちの愛は暴走し始める。

中田秀夫監督 - (C)2016日活

 飛鳥は「自分の中でもまさに“挑戦”となる作品でした」と語ると、「この作品の雰囲気や世界観は、どこか懐かしく、女性ならではの機微を描いた作品なので、ぜひ女性のお客様にもたくさん観ていただきたいと思います」とコメント。飛鳥をヒロインに抜てきした理由について、中田監督は「ロマンポルノの主演女優には、まずルックスの美しさが必要です。飛鳥さんはただ美しいだけでなく、現代的な女性の空気感をまとっており、さらにこの役を絶対につかみ取るんだという強い意志を感じる瞳が印象的でした」と述べ、「彼女以外に考えられないと感じた」と明かしている。

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 中田監督は、学生時代からロマンポルノの自由で反体制的な雰囲気に憧れがあったという。そして日活の助監督試験を合格した後に、小沼勝監督の元助監督として数々の現場で学んできた。だが、監督デビューする前にロマンポルノの製作が終了。今回ようやく積年の思いがかなうことに、「30年越しの想いを遂げられるという喜びで参加しました」と話す中田監督。彼の尊敬する師匠・小沼監督の作品は、「ラブシーンにあそびがあり、象徴的な見せ方をしていました」という。師匠に負けず、中田監督が耽美的な世界を自分の作品で描くときがきた。(編集部・井本早紀)

映画『ホワイトリリー』は新宿武蔵野館ほか、今冬順次公開予定

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