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ロカルノ映画祭で日本の3作品が受賞!『ディストラクション・ベイビーズ』など

ヒョウのトロフィーを手にした真利子哲也監督と柳楽優弥 - 第69回ロカルノ国際映画祭にて
ヒョウのトロフィーを手にした真利子哲也監督と柳楽優弥 - 第69回ロカルノ国際映画祭にて - (c) Festival del film Locarno / Marco Abram

 第69回ロカルノ国際映画祭で現地時間13日、真利子哲也監督、柳楽優弥主演作『ディストラクション・ベイビーズ』(5月21日より順次公開中)をはじめとした日本の3作品が賞を受賞した。

映画『ディストラクション・ベイビーズ』フォトギャラリー

 若者たちの欲望と狂気を描いた『ディストラクション・ベイビーズ』の真利子監督が受賞したのは、新鋭監督コンペティション部門の最優秀新進監督賞。授賞式には暴力にとりつかれた主人公にふんした柳楽も出席し、真利子監督の快挙を喜んだ。また、28年ぶりに復活する成人映画レーベル「日活ロマンポルノ」の1作である塩田明彦監督作『風に濡れた女』(今冬順次公開)と、娼婦・楽園・植民地をテーマにした富田克也監督の『バンコクナイツ』(2017年2月下旬より順次公開)も本賞とは別に設けられた若手審査委員賞を受賞した。

 ロカルノ映画祭は、1946年からスイスのロカルノで毎年開催されている歴史ある国際映画祭。今年は『リアリティのダンス』のアレハンドロ・ホドロフスキー監督、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのオスカー作曲家ハワード・ショア、『レザボア・ドッグス』などのハーヴェイ・カイテル、今年のカンヌ国際映画祭で2度目のパルムドールを受賞したケン・ローチ監督らも参加した。(編集部・市川遥)

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