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はっちゃけジェレミー・レナー!白ワイン片手に会見

第73回ベネチア国際映画祭

映画祭をかなり楽しんでいるジェレミー
映画祭をかなり楽しんでいるジェレミー - (c) la Biennale di Venezia - Foto ASAC

 現地時間1日、映画『ブレードランナー』続編でメガホンを取っているドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の新作『アライヴァル(原題) / Arrival』の会見が第73回ベネチア国際映画祭で行われ、ジェレミー・レナーが入場時にエイミー・アダムスの手を取り、席に着くまで徹底的にエスコートしたかと思えば、会見中に一人白ワインを飲むなどマイペースぶりを炸裂させた。

【写真】エイミー&ジェレミーがハグ!

 本作は、『プリズナーズ』『ボーダーライン』など独特の世界観が評価されているヴィルヌーヴ監督が短編SF小説「あなたの人生の物語」を映画化したもの。謎の宇宙船が地球に飛来し、政府の要請で調査チームに招かれた言語学者ルイーズ・バンクス(エイミー)が、物理学者イアン(ジェレミー)の協力のもと、エイリアンの特異な言語体系に触れたことにより、不思議な経験をしていく。

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 会見で白ワインを飲みながらの参加となったジェレミーは終始、ご機嫌の様子。本作では言語がキーモチーフとなっているとあって、会場から「好きな単語は?」と聞かれると、ジェレミーは渋々「愛」と回答し、会場を沸かせる一幕も。「最も効果的なコミュニケーションは言葉じゃないと思う。言葉のせいで、会話を台無しにしちゃったぜっていつも感じるからね。身体的にのほうがもっとコミュニケーションが取れるね」と語った。

 一方、現実でも劇中でも母親であるエイミーは、「ママ」という単語をチョイス。エイミーは、型にはまらないSFにして、女性を描いた物語というところが気に入り、本作への出演を快諾したという。「これまでのキャリアにおいてとても喜ばしい経験ね。ヴィルヌーヴ監督はとても集中力のある人で、素晴らしい。同時にとても冷静なの。平穏さがあって、それは映画にも反映されていると思う」と監督への信頼をうかがわせた。本作を観た批評家からは、第86回アカデミー賞で7冠に輝いた『ゼロ・グラビティ』と比較する声も上がっており、今後目を離せない一作となりそうだ。(編集部・石神恵美子)

第73回ベネチア国際映画祭は現地時間9月10日まで開催

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