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長澤まさみ、女優は「自分の価値を見失うことが多い」仕事

長澤まさみ、女優は「自分の価値を見失うことが多い」仕事
モントリオールで取材に応じた長澤まさみ

 「国際映画祭にはどんどん参加したいし、した方がいいし、監督に連れて行ってほしい」と第40回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門での映画『グッドモーニングショー』(君塚良一監督)の上映直後の取材で答えていた長澤まさみ。2014年にはジョン・ウー監督作『太平輪(原題)』で、2015年には是枝裕和監督作『海街diary』でカンヌ国際映画祭にも出席していた彼女が、海外映画祭に参加することの意義について語った。

 そもそも自分を客観的に見るタイプだという長澤は「女優という仕事をやってきて感じるのは、自分の価値を見失うことが多い仕事だということ。主役をやれば価値があるのか、というわけでもないですし」と吐露。その中で海外映画祭に参加することは「世界に出た時に自分はどういうふうに見られているのか、この映画をどういうふうに感じてくれているのかを知るきっかけ」になり、だからこそ楽しく、そして感動するのだという。

 「映画祭はお祭りだから、楽しんでくれている人の温かい空気に触れることは、自分の想像力や表現力を膨らましてくれる。それに日本の作品を観てもらうきっかけ作りにもなるので、もっともっと海外の映画祭には行ってみたいです」。

 また、海外ドラマ初主演作となった2014年の台湾ドラマ「ショコラ」のプロデューサーの考え方からも大きな影響を受けた。「彼は『僕の夢は国籍関係なくいろんな国の人が一緒にお芝居を繰り広げているドラマを作ること』と言っていたんです。面白いことを考える人が居るんだなって思いました」。その言葉を聞いて長澤は「自分の良さを見つけるきっかけが広がる気がしたし、そういうふうに思っている人が居ることがうれしかった。だから外国で仕事するのも楽しいのかも」と感じたそうだ。

 「いい役者になりたいと思ったことはない。作品の中でちゃんとした役割を果たしている人になりたい」と言う長澤。話を聞けば聞くほど女優・長澤まさみの器の大きさに驚かされる。「最近は天才と呼ばれる方たちと仕事をする機会がたくさんあって、女優という人生においては、少しずつだけど形にしていくことが大切なことだと思ったし、運があるなとつくづく感じました」と語る彼女の本当の躍進は、これから始まるのかもしれない。(取材・文:芳井塔子)

映画『グッドモーニングショー』は10月8日より全国公開


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