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『スター・トレック』スポック役に捧げた人生…レナード・ニモイさん息子が描く

『スター・トレック』スポック役に捧げた人生…レナード・ニモイさん息子が描く
スポック役でおなじみのレナード・ニモイさんの息子のアダム・ニモイ監督

 「スター・トレック」シリーズのスポック役でおなじみのレナード・ニモイさんを描いたドキュメンタリー映画『フォー・ザ・ラブ・オブ・スポック(原題) / For the Love of Spock』について、アダム・ニモイ監督が9月6日(現地時間)ニューヨークのAOL開催のイベントで語った。

 本作はレナードさんの息子アダムが、父親の「スター・トレック」シリーズへの思いをつづった作品。レナードさんが同シリーズに人生を捧げていく過程と、出演者へのインタビュー、さらにアダムとの親子関係を交錯させて描いている。

 製作中に父親に対して新たな発見があったのか。「(製作過程は)60年代を追体験した感じだった。実際に編集室には、1本の映画を(制作するのに)考えるための多くの資料が残されていて、中にはファンが所有する、僕も知らなかった家族の写真があった。僕はその編集時に、病気で父を失っただけでなく、父の人生の歴史や自分への影響までも一緒に失ったような感じがした」と答えた。レナードさんはあまり過去を息子のアダムと共有するタイプの人間ではなかったそうだ。

 スポック役での父親の成功について「彼は1949年にL.A.に引っ越してきて、1966年にテレビシリーズ『スター・トレック』の撮影に入ったが、約17年間も成功までに時間が掛かった。だから(家族内で)多くの葛藤があったし、僕も姉もそれを覚えている。そのため父が成功したときは、まるで宝くじに当たったようだった。当時は興奮したけれど、テレビ放映が始まってすぐにファンが集まってきて、困難な生活を強いられた。さらに当時、16もの雑誌がファン用の郵便物の送り先に自宅の住所を間違えて掲載してしまい、自宅は郵便物であふれかえっていたこともあった」と明かした。

 レナードさんはスポック役に人生を捧げていたそうだ。「父は実体験を反映させて、スポック役を全身全霊で演じていた。さらに父が幸運だったのは、ウィリアム・シャトナー演じるカーク船長と張り合えたことだ。なぜならスポックは自身を内観することもあったし、脚本にも当初はそう記されていた。だから父にとっては、あまり感情表現しないスポックという役柄は難しかったはずだ。それにオリジナルのテレビシリーズではU.S.S.エンタープライズ号の中で、スポックだけが唯一の異星人だった。そのためスポックは自分ができることを提供し、宇宙の探索という目的のために地球人の同僚となっていた」と語った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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